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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041057339
感想・レビュー・書評
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背筋がひんやりとする怪談はもちろん、山の情景の表現が美しい!!山登りを擬似体験できます(笑)
それと同様に怪談もしっかりしてるので普通にこっわ!!!となるし、たまに感動系のお話もあって強弱の付け方が◎
一つ一つの話の書き方も工夫がしてあるので飽きずに読めた。
シリーズ化しているようなので引き続き読もうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山好きな作者が自分の足で各地を回って取材した、山に関する実話怪談集。
怪談自体も背筋がゾクッとするものが多く、夏には最適かもしれない。
しかし、登山をしてる身からすると、この小説の凄さは山の描写が繊細で自分が歩いているかのように景色が想像されること。春夏秋冬それぞれの日本の山の持つ雄大さと、繊細さ。そこにほんの少し怪談が合わさると、なんだか異世界にでも迷い込んだ様な感覚に陥ることができる。
その意味では、他の現代怪談集とは一味違う作品。