遺跡発掘師は笑わない 元寇船の紡ぐ夢 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 272
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058589

作品紹介・あらすじ

天才発掘師・西原無量は鷹島沖の海底遺跡で黄金の剣を発見するが、何者かに奪われてしまう。
同じ調査チームのダイバー・黒木と共に犯人捜しをはじめるが、犯人とおぼしき男は死亡。
その背後には、国際窃盗団コルドとその幹部バロン・モールの暗躍があるらしい。
この剣は高麗の「忠烈王の剣」か、あるいは黒木家に伝わる家宝「アキバツの剣」か? 
歴史に秘められた真実がまた一つ明らかになる! 文庫書き下ろし、シリーズ第7弾!

感想・レビュー・書評

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  • 多分まとめようと思えば一冊にまとめられた内容だったので下巻も一気読み。

    超王道じゃない歴史物に触れられるっていうところが面白い。
    JKはなんかいい人じゃない?

    2023.9.9
    153

  • 今回も壮大でした。歴史にも遺跡にも詳しくないけど、このシリーズでどれくらい本当のことが混ざってるんだろう。どちらにしろすごいなぁと思うけど

  • 元寇、倭寇。高麗の「忠烈王の剣」。
    悪路王に続いて、どんどん面白くなってきた。
    いままでの中で一番、読みごたえがあった。

  • レプリカだと証明するために。
    遺物の本当の価値を知りながら歴史を偽造する者だからこそ、上手く周りを唆し闇取引で自分たちの利益を作ることが出来るのだろうな。
    最初の頃よりも格段にコントロール出来るようになった右手と彼は今後どうなるのだろう。

  • 遺跡発掘師・西原無量シリーズ、7作目。

    前作から続く前後編の後編。今回は海底遺跡の発掘。元寇で沈んだ沈没船が絡んだ歴史はもちろん、海底発掘の様子だったり、ラノベっぽい装丁ながら、知的好奇心が十分に満たされる作品です。元寇から始まり、豊臣秀吉の朝鮮出兵、江戸の藩政時代を経て今の現代へと、黄金の剣の数奇な運命の数々に歴史ロマンを感じずにはいられない。作り事だと思いながらも興奮してしまいました。本筋の方は、JKが本格的に登場するも、そんなに悪者という感じもなく、今作に限ってはあまり本筋を気にせずに歴史ミステリの方に集中できたのが良かったデス。その前の「悪路王」から前後作構成にしたのかな。文庫書下ろし形式なので仕方ないのかもしれませんが、出来れば一冊完結でお願いしたいところです。

  • 珍しく、最後すっきり終わって、いい感じの読了感でした。大きな終止符が打たれれるのはいいですね。それから、巻をまたいで続いている謎がちょっとわかってきたのも、なんか安心しました。

  • 妹より。

    思いっきり一気読みしてしまった(笑)。
    海底遺跡、ロマンあるな~。
    歴史は疎いけど、好きなのでこういった本の厚みで読めるのは嬉しい。
    次作だと、色々判明することが多いのかな?期待してます。

  • 面白かったー。早く続きが読みたい。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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