- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041059609
作品紹介・あらすじ
両親も友達も趣味もない、何もない日々を過ごしていた小熊が、スーパーカブを買って数ヶ月。日ごと冷たくなる風を感じ、バイク乗りにとって試練の季節・冬に備えていた小熊だが、その寒さは想像以上に厳しくて……。
感想・レビュー・書評
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仲間が増えて素晴らしい。
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アニメの最終話までが書かれていて、1巻と同様アニメでは描ききれなかったキャラクターの心情が読めて楽しかったです。
ただ、小熊が頑固で偏屈なおじいちゃんに見えてきて面白い。
いろいろと理屈を捏ねるのに、結局は素直じゃない感じにも見えて可愛く見えました。
でも小熊は欲望にある意味素直なタイプなのかなあと思ってそれもまた可愛かったです。
思慮深いとこもあるけど!
新しい椎ちゃんのキャラも守ってあげたくなる可愛さがあるので、続きが楽しみです! -
魅力になりづらい平坦な文体は相変わらずだが、キャラが動き出しているので1巻よりは面白い。
といってもバイク趣味のない人間には特別勧めない作品であることは変わらないが。
なんだかんだで小熊が色んな人間と出会い、成長していく道筋は悪くない。 -
今回も淡々とした文体が独特で面白かった。
その文体のせいもあるだろうけど、登場人物は女子高生のはずなのに、やけに落ち着いていたり、知識があったり、老成したおっさんにしか思えない(笑)
なんにしても読み終わるとカブに乗りたくなる。
コミック化が決まったらしいのでそれも楽しみ。 -
主人公の女子高校生小熊が生活をしていく上で、大きな存在となったスーパーカブ。彼女を取り巻く季節は容赦なく冬の音を立ててくる。風を切って走るカブには冬支度が必須となり、お財布の中と相談しながら少しづつ冬支度をしていく小熊の奮闘ぶりが伺える。カブと共に成長し、変わっていく小熊。自分の世界が広がるって最強だなぁって思いました。また、新しいキャラクターも増え、小熊を取り巻く環境が次々と変わっていくのが楽しみにもなり、これからの彼女達を見守っていきたくなる1冊です。
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今回も小熊と礼子の絡みや小熊の中でのスーパーカブの存在が描かれていて、とても面白かったです。
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乗れ
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『娯楽』★★★☆☆ 6
【詩情】★★★★☆ 12
【整合】★★★☆☆ 12
『意外』★★★★☆ 8
「人物」★★★★★ 5
「可読」★★★☆☆ 3
「作家」★★★★★ 5
【尖鋭】★★★★☆ 12
『奥行』★★★★★ 10
『印象』★★★★☆ 8
《総合》78 B+ -
広がる世界と危険と喜び。新たな出逢い。
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女子高生とスーパーカブとの日常を描くお話。
派手ではない日常のお話がほとんどなのだけれど、なんだか何もない普通の日常がこんなに幸せなのかと感じさせられます。
友達っていいですね。 -
多彩なオプションがテーマやったな。
相変わらずカブの絵がないんを改善して欲しい。 -
山梨で暮らす女子高生とスーパーカブの物語。第1作から変わらず、ディティールを律儀に記述する文体に味がある。軽快さに流れない黒パンのような噛みにくさがこの作品美点だと思うので、このままいって欲しい。
主人公の性格が女子高生らしからぬバイク求道おじさんめいている問題は、ほとんど一人語りだった第1作より同じ女子高生の新キャラが出た今作の方がより悪目立ちしている。とは言え、その書き方が熟成すれば、いわゆるフィクション的な女子高生キャラではなく、地に足のついたハードボイルドな女性像に今後たどり着ける可能性はあると思う。 -
カブを手に入れ自分に合ったカブにカスタマイズ。
そして、遠からず近からずという絶妙な距離感を持つカブ仲間。
まさに僕が求める感じですね!!
新しい仲間「椎」ちゃんも登場。
3巻も楽しみです!!!! -
うむむやはり面白かった。
「スーパーカブが必ず助けに行く」
ぐわーかっこいい……!
椎ちゃんとかいう萌えキャラも増えたことだし、もうこれはアニメ化待ったなしですな。 -
カクヨムで公開後、2017年10月角川スニーカー文庫刊。シリーズ2作目。さすがに、1作目ほどの目新しさはないものの、防寒具や、チェーンの話は、懐かしく、楽しいです。カクヨムには、次のお話もあるようで、楽しみなことです。
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読みやすい文章ですいすいと読めました。スーパーカブに乗りたくなります(二輪はそもそも乗ったことがない)。冬と共に生き、時に抗うカブ乗りの女子高生は読んでいて瑞々しくてさわやかな気持ちになりました。新キャラの椎ちゃんがかわいかったです。2人のカブ乗りに触発され世界が広がるのはすてきだと思いました。ツーリングがほんとうに楽しそうで羨ましかった。次回作もあれば期待したいです。