警視庁53教場 (角川文庫)

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著者 : 吉川英梨
  • KADOKAWA (2017年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041060575

警視庁53教場 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 教場シリーズの長岡弘樹が「強力なライバル出現」と帯を書いていたので、わざと「教場0」の後に続けて読んでみた著者初の警察学校小説。
    正直、この作家さんは恋愛小説でデビューをしたこともあり、ほとんどの作品は読んでいるが、警察小説を描くのが上手いと感じたことがなかった。今作の出だしも、警官同士の合コンで知り合った五味と、その後相棒になる瀬山のデートシーンから始まり、「原麻希シリーズ」の娘・菜月を思わせるような五味の娘の登場など、軽さが気になった。
    しかし、読み進めるうちに登場人物の心の闇の深さや、警察官になる人間の葛藤など、内容が重いことに気付く。
    五味の同期で、警察学校の教官をしていた守岡の自殺を巡る捜査を軸にしながら、守岡が担当していた「守岡教場」と五味が所属していた「小倉教場」の回想を上手く取り混ぜながら、物語は進む。
    真実が見えそうで見えない展開、それぞれが抱えた苦悩も丁寧に描かれており、この作家さんで一番いいと思えた一冊。
    帯にあった「強力なライバル出現」にも納得。

  • 吉川英梨『警視庁53教場』角川文庫。

    またもや吉川英梨が新たな警察小説に挑んだ。タイトルにある『教場』から想像したのは長岡弘樹の一風変わった警察小説であったが、本作にはそこまでの雰囲気は無い。

    捜査一課の五味と綾乃が五味の警察学校時代の仲間、守村の変死事件を捜査するというストーリーだ。そして、事件の捜査と平行し、五味と事件の関係者の過去が少しずつ明かされるという、有りがちな構成である。

    前半はそこそこ楽しめたのだが、後半を過ぎると余りにもぶっ込み過ぎで、結局はスッキリしない結末だった。本作はシリーズ化のための序章といった位置付けで、まんまと作家の儀式に付き合わされたようだ。

  • 自衛隊の次は警察学校。初めて読む作家の作品。「教場」を読んでいるので、予備知識はあったが、こういう世界にはいられないなと思う。ここまで因縁話にしなくても・・・。

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警視庁53教場 (角川文庫)の作品紹介

警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。守村は五味の警察学校時代のクラス(教場)の仲間だった。恋心を抱いた同期、自殺した問題児、旧陸軍学校だった中野校から新設された府中校への移転。当時の出来事が守村の死に関わっているのか? 妻を亡くし、忘れ形見の娘と暮らす五味は、かつての仲間たちを調べ始めるが――。

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