- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041075029
感想・レビュー・書評
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ジブリの風立ちぬを観て買ったのですが、うーん、ほとんど関係無さそうですね~。菜穂子読んだほうがいいかな。
児童文学全集みたいなので子供の頃読んだことがあったはずなのに全く記憶になくて引きました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画を見て気になって読んだけど、「風立ちぬ」だけ読んでもういいかなーって感じかなー。
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堀辰雄の代表作"風立ちぬ"は、スタジオジブリの映画"風立ちぬ"の原案の一部になっています。堀辰雄の作品といえば、軽井沢など信州の高原にあるサナトリウムが舞台というイメージを持っているのですが、まさにそれです。本作で描かれる自然はどこまでも瑞々しくとても明るく美しいのですが、登場する人物には死の影が、まるで対比されるように描かれています。生きることの意味、そして死ぬことの意味、幸福の形など、読む人によって受け取るものは違うかもしれないですが何かしら残ると思います。本作は作者の体験を基に描かれているます。
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映画を見たので読んでみた。全編通して、この本の作者の自然にたいする感受性が素晴らしい。この本が書かれた当時の日本の風景に思い馳せると、美しい情景がありありと浮かんでくる。さて、メインの『風立ちぬ』は映画と同じく死を取り扱っている。こちらの方がより、主人公とヒロインが限られた生の中で死を感じ幸福を見いだそうとしている日常が詳細に描かれている。静かに生を、愛を享受する姿は地味ではあるが、そこにしみじみとした味わいを感じる。