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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
人間失格…とまでは思わなかったけど。
ダメなとこ込みで人間、なんだろうと思うし。
どちらかと言うと、失格人間って感じでしょうか…
太宰治は私にとってリスペクト作家であり、この作品は何度も読み返している作品である。
太宰の作品の中でも1番好きな作品といっていいだろう。
「大庭葉蔵」という名を借りての手記は、太宰の生涯そのものであり、文学という形に昇華させたのだろうと思われる。
人間失格となるべく生きてきた象徴的作品といえるのかもしれない。
そして、この作品には『桜桃』という作品も収録されているが、これは太宰の内面を代弁している作品ではないかと思う。
自ら「幸福」を望みながらも、それを壊すのが印象深い。
きっと「幸せになること」が怖いのだろうな、と思えてならない。
太宰の最晩年に書かれた作品なので、重い作品だが、私は好きだ。
太宰のエゴが書き出されているとも取れなくはないので、凄く共感できるという人と、この作品はちょっと……と思う人に別れてしまうような気もする作品だ。
何度も読み返している本です。
太宰の作品には、「死」の臭いが漂う作品が多いが、この『人間失格』は特にそうだろう。
彼は、常に死と隣り合わせで生きてきたのだろう。
ある意味、自殺は芸術と考えていたのかもしれない、とも思った。
『桜桃』は夫婦喧嘩を描いた作品だという。
妻や子供のことを大事に考えていても、不器用な夫の様子がうかがえた。
どちらの作品も自伝的である。
太宰は、とても生きるのに不器用な男だったのだろう。
精神的に未熟な思春期の若者が太宰の魅力に取り憑かれる、と言われていたのも判る気がする。
打ちのめされるような不幸。だけど必ずまた読みたくなる。
芯が太いリズム感がある文章、本当に天才だと思う。
堕ちていくこと、自覚していても、止められないこと。
どこがだめだったか、わかっていながら、やり直しに戻ることもできないこと。
苦悩しつつも、それを冷静に客観視している部分もあって、なんともやりきれない気持ちになります。
いつか、誰かに 『この本は女と心中し損ねた主人公が何度か自殺しようとする話』 だなんて聞いたことがある。 なるほど大筋は外していないけど、この作品をそんなまとめ方で語ってはなんの価値もないただの根暗な文学になってしまう。 終盤こそ堕落して行く人間の心苦しさがグッと押し寄せてくるような物語ではあるにせよ、この作品自体の持つ何かしらリズムとでもいえばいいのか分からないけど、文章の持つ美しさと... 続きを読む »
自伝的小説と言われる。自分を客観視して、冷静に読み物として昇華させるのはさすがと言わざるを得ない。苦悩をさらけ出すことがどれほど難しいか。
堕落。
人間失格とはよく言ったもので、
救いようのない心があります。
救いを求めるくせに救われる気はなく、
孤独に堕ちる様は形容しがたいです。
この美しく馬鹿げた闇に吸い寄せられた太宰も、
孤独に溺れた一人なのかと、
心が傷みます。
一度は読む価値のある作品です。
どう感じるかは各々ですが、
私はこういった剥き出しの心が好きです。
「人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間でなくなりました。」という文は前々から知っていました。しかし、その文にいたるまでの内容を読んでからその文を読むとこんなにも打ちのめさせられ印象に残るものなんだて思いました。
この年になってあらためて読んでみて、高校生の時に読んだ感覚とはまるで違う読後感。自分自身を見せつけられたようで落ち込む。
小説としては、とても完成されたものだと思う。さすが名著。
私も27です。
理解できるような、できないような…
自分には難しく評価できず☆3つ
桜桃は少し好きかも。
表紙の松山ケンイチはかなりカッコいい(笑)
まぁどんな人間か知った上で読んだのだけれども。
狂人にもただ、一さいは過ぎて行きます。ということは分かったらしい。
有名作品やから知らんのもな、と思って費やした2時間がちょっと勿体ない。
僕がまだ学部生だった頃,どうしても太宰の小説が好きになれなかった。
なんというか,自分が持っている汚い部分を見せつけられているようで,最後まで読み通すことができた短編はごくわずかだった。
今年の桜桃忌にちなんで,なぜだかふと読み返してみたくなった。
理由はわからないけど,今だと太宰の文体がすうっと入ってくる。
そして昭和62年に実家の高校近くの小さな本屋で買った文庫本が,何度も引っ越ししたのにもかかわらず,未だに部屋の本棚にあることに驚く。
そっか,ずっと好きになれなかったけど,でもずっと離れられずにいたんだ。
僕はそのことに気が付くまでに,とても長い時間がかかってしまった(残念ながらそういうことはしょっちゅうある)。
これからはちょくちょく他の作品も読み返してみよう。
読み終えていろいろ思うことはあったけど、なにより、その主人公葉蔵の人生が、太宰治本人の現実とそうずれてないことに衝撃を受けました。(解説みたいなので読んで知りました)
人間を、世界を嫌う心情の描写もとことん書かれていて、そして葉蔵の身に起こる出来事も生半可なものではなく。もちろんそんな状況を私は経験したことがないわけだけど、それでもその心情描写には心動かされながら読み進んでいけました。

太宰作品とかちゃんと読んで無かった気がする。この1冊で太宰治の人間が少し垣間見えた。共感できる部分もあれば出来ない部分もあり、そこを表現できることが素晴らしいのかな。






