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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
こちらは図書館で借りました。
ふと青空文庫調べてみたら、いっぱいある!
いつでも読めるのは幸せなことです。
実は初の安吾作品読了なので、評価が難しい。短編集で、表題作ともう1本は、小噺のような田舎の事件の話で読みやすい。その他はどうなんだろ。「ジロリの女」等穀潰しのどうしようもない男の話を、よくだらだらと書けるもんで感心する。つげ義春的に読めばいいのかな。戦後すぐの特徴か、「つまり」「であるから」などで文の前後がつながっていない、主語述語がめちゃくちゃな文も多く、読み解きにはコツが必要。
「私はあなたから、人の子の罪の切なさを知りました。罪の持つ清純なものを教わりました。」――『ジロリの女』 私が安吾の文章を読んで、たまらなく悲しく、どうしようもなく切なく、そして苦しいほど何かに向かって声の限りに叫びたくなるのは、たぶん、安吾が優しくて潔癖で、強靭で狂人だからだろう。 「私はいつも神様の国へ行こうとしながら地獄の門を潜ってしまう人間だ。ともかく私は始めから地獄の門を目指... 続きを読む »
初安吾。自分のことを書いてるのかしらと思ったら違うようで、あとがきみたらやっぱり自分のことみたい。
我と欲について征服したかったのかなーと思ってしまった。
流れるように生きたいと願うけど、難しいー
いつまでも他人は宇宙人のままだ。
なんだか虚しさの虜になりそうだ。
あと肝臓先生はドンキホーテみたいだった。これこそ優しい社会に見えるよ。
とある田舎の猟師町。どんな患者も「肝臓病」と診たてたことから「肝臓先生」と呼ばれるようになった町医者は、肝臓病撲滅のために寝食をいとわず患者のために走りまわる。 タイトル、設定の面白さに加えて坂口安吾ときては読まずにいられない。さっそく読んでみたらやっぱり面白かった。 肝臓先生は熱い。お金のない人からはお金を取らず、どんな時でもどこにいても病気の人がいると聞けば駆けつける。風にも負けず雨... 続きを読む »
表題作、他4編。『白痴』(新潮文庫)と収録作が2作被ります。 --- 私はもはや恋をすることができないのだ。あらゆる物が「タカの知れたもの」だということを知ってしまったからだった。 ただ私には仇心があり、タカの知れた何物かと遊ばずにはいられなくなる。その遊びは、私にとっては、常に陳腐で、退屈だった。 満足もなく、後悔もなかった。(『私は海を抱きしめていたい』) ---... 続きを読む »
安吾なりの男の無骨さを書きたかったのだろう。正直僕は他の作品より評価は低いが、実際のおちゃらけ安吾より、きれいな男性像が出ている。赤城先生の人生に乾杯!
同出版社の『白痴・二流の人』がかなり面白かったので購入。見事期待に応えてくれた一冊だった。
今回思ったのは、安吾特有の肉体が前景化される作品よりも、「魔の退屈」のようなエッセイや「肝臓先生」のような作品の方が僕は好きだ。もちろん、肉体・精神を描いた作品も好きだし、安吾の思想を知るためにはそっちを読まなければいけないのはわかっているけれども。
とにかく、安吾は面白い。好きな作家が増えて嬉しい。
題名に惹かれて読んでみた。
哲学的な文体で閉口したが、もうちょっと自分が若かったら、この世界に浸って読んだかもしれない。
「私は海を抱きしめていたい」がものすごい秀逸でした。
私はこういう類の駄目人間達の話が好きみたいです。
09.11.04
表題の肝臓先生はカッコいい医者の生き様だったけど後のは男女の話でした。
個人的に、その男女の話のほうがおもしろかった。
ジロリの女とかわけわからんけどなんか面白いとおもわされた。
この人の文体は好みやもしれません。
堕落論が面白かったので古本屋で見つけて購入してみました。
面白いというよりは読んだ後不思議な読後感をもたらすというか。語り手の心情に同感するわけでもないのですが不思議と嫌悪感はない。面白い作家だなあ、と思ったです。
それにしてもタイトルがきれいですね。
「桜の森の満開の下」も綺麗なタイトルだなあ、と思いましたが「私は海をだきしめていたい」とか。
露悪的な表現も多いですがロマンティストだったのかな、なんて思いました。
14冊目。 表題作、他4編。『白痴』(新潮文庫)と収録作が2作被ります。 --- 私はもはや恋をすることができないのだ。あらゆる物が「タカの知れたもの」だということを知ってしまったからだった。 ただ私には仇心があり、タカの知れた何物かと遊ばずにはいられなくなる。その遊びは、私にとっては、常に陳腐で、退屈だった。 満足もなく、後悔もなかった。(『私は海を抱きし... 続きを読む »
どんな患者も肝臓病と診断することから「肝臓先生」と呼ばれるようになった開業医。彼は肝臓病を撲滅するため、走り回る。
梶井基次郎『檸檬』を読んだ時と同じ気持ちになりました。面白いのは分かるんだけども、楽しめないパターン。私の読書量不足です。読め!読め!読め!!
また、小説の結末を投げましたね(笑)。いつも「こんなんでいいや!」って感じでお話を終わらせているらしいですが、確かにそんな感じです。
でも、そういうことを平気でしつつ、おもしろいところが、このひとの良いところです。
やっぱ坂口のあんちゃん最高やわ 笑
肝臓先生の感動ストーリー?もさることながら、あんちゃんの女論はオレを強くする。見習うしかないかな。
赤城風雨先生がある年の恩師の謝恩会での挨拶で「肝臓肥大蔓延説」を説くと次々に賛同する大先生たち。この場面はちょっとした爽やかな感動があります。
古い坂口安吾の作品の中に現代中南米文学の痴れ物ぶりを見て楽しめました。







