レアルとバルサ その背中あわせの歴史 2大クラブを大局的に読み解く

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100738

作品紹介・あらすじ

「育成のバルサ、補強のレアル」は本当に真実か?繰り返される迷走と復活劇-西部謙司が明らかにする「双生児」とも呼ぶべき2クラブの歴史。

感想・レビュー・書評

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  •  リーガ・エスパニョーラに長らく君臨する二チーム、バルセロナとレアル・マドリーの歴史を辿った一冊である。
     非常にコンパクトに、各年代におけるトピックがまとめられている。その事績を追っていく上では有用な一冊だろう。
     その一方で、これはあくまで個人がまとめたものであるという点は注意しないといけない。いくつかの点で私見が述べられているが、それが正しいかどうかは各々で吟味する必要がある。
     コンパクトであることも、あまりにさっぱりしすぎていると解して間違いではない。90年代以降はより紙面が割かれている印象があるが、それでもワンシーズンあたり1ページも割かれていない例が多い。

     俯瞰するのには向いている。知識が足りない自分には向いた一冊だっただろう。星四つと評価したい。

  • (歴史)戦術評論家としての価値を一気に高めているだろう西部謙司氏のレアルとバルサ(スペインサッカー論)

    冒頭は、今の監督、レアルのモウリーニョとグラウディオラの対比から始まり、2章からは、創立からのそれぞれの黄金時代と日の当らない時代を人物にスポットを当てながら、現代までの流れを書いている。

    スペイン・サッカーの二大巨頭であるとともに、世界のサッカーのリーダーたる両クラブは、宿命のライバルであるとともに、よき好敵手の存在によって、お互いに切磋琢磨しているクラブ同士だと思う。

  • レアルとバルサ≒スペインのサッカーがわかる本。

    スタイルは近いけど、哲学が全く違う2チームがひとつの国にあるというのは幸せなことだと思う反面、その歴史はいろいろ深いものがあります。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4121665.html

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著者プロフィール

1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。06年の『footballista』創刊時から「戦術リストランテ」を連載中で、同誌が主催する各種サッカーイベントにも多数出演している。趣味もサッカーで、東京都シニアリーグで現役続行中。主な著書に『サッカー戦術クロニクル』シリーズ、『スローフット』、『1974フットボールオデッセイ』(双葉社)、『戦術リストランテ』シリーズ(小社刊)など。

「2020年 『戦術リストランテⅥ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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