危機の大学論 日本の大学に未来はあるか? (角川oneテーマ21 A 146)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年11月10日発売)
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感想 : 27件
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- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041100868
感想・レビュー・書評
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尾木先生と諸星先生のその方面の通による大学の今論。
今一番新しい大学のうわさの集大成本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教育評論家の尾木直樹先生と、長くアメリカで教授をし現在では桜美林大学の名誉教授を務める諸星裕先生の、大学教育へ向けた対談集。
日本の大学ではいま驚くべき現象が起きている。便所飯、モーニングコール、初年時教育などだ。大学側が学生を「お客様」として扱い、教育しようという意識が低い。学生側にも問題がある。いつまでも自立しない子どもたち。大学教育はどうあるべきか。TVでも有名な、ふたりの教育者が語る。
非常に読みやすく、勉強になる本。3時間ほどで読むことができた。海外での大学のとらえ方の件なんかは特にいい。北欧では高校を出て一端社会に出てから学びたいことがでてきたら大学に入るし、イギリスでは合格が決まってから1年以上もの自由な時間が取れる。高卒の18歳がほとんどなんて日本でしかないそうだ。教育を考えるには本当におススメ!星5つ。 -
尾木直樹さんの中高教師として、また大学人としての視点から大学を述べている点が私に新たな気づきを与えてくれた。