歴代首相の経済政策 全データ 増補版 (oneテーマ21)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102633

感想・レビュー・書評

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  • • 改革の難しさは、内閣の任期が、国民の意向に左右されやすい制度そのものの特徴にある(412)
    • 歴代内閣で改革が実現した場合の条件には、首相の指導力、権力基盤の構造変動、外圧(416)
    • 援助、朝鮮特需がなくなったあとにどうすべきかを真剣に議論していることも、統治能力の高さを証明する。このことは、現在、日本が積極的に取り組んでいるODAを行うに当たり、途上国に対して大いに示唆的である(423)
     → 変化に対応できる能力?
    • 議院内閣制における内閣と与党の関係を、政策面での政治家の質の向上を前提に見直すこと(424)

  • 【要約】


    【ノート】
    ・角川の折り込みチラシで

  • 歴代の総理大臣の経済政策をまとめたもの。
    歴代の総理大臣が指名された経緯についても述べている。基本的なスタンスとしては、総理大臣がどういう状況にあったかを詳細に述べており、そこから可能であった政策について述べている。

  • 1945年から2012年までの内閣の予算、経済政策、支持率や為替など、さまざまなデータが巻頭にあります。これだけでも、なかなかに興味深いものですが、そうした定量値がメインではなく、その内閣の成り立ちからレームダック化まで触れられています。最近の民主3内閣では、特に、ほとんど経済の話など出て来ません。それは本書の構成上、ではなくて、消費増税ぐらいしか書くこと無し、みたい。
    近代日本政治史として、楽しくも腹立たしく読める読み物でもあり、資料集でもある。

  • 今、無職なんで、大学の聴講生やってます。
    「経済政策」なんて講義を聴講してまして
    その講義の担当教授からご紹介(授業で皆様にね)して
    頂いた本です。
    「和歌山県出身の総理大臣が一人だけいます、ご存じですか?」
    なんて、紹介でしたが、もう少し、テンション高い本です。
    (ちなみに、皆様は、正解わかりますか?・笑)
    まだ、吉田茂3次内閣ぐらいまでしか読めてませんが、
    作者が、政治学専門の方なので、政治方面詳しく、経済政策面は
    割とあっさり、紹介しています。
    「経済学」って、完全理由バリバリ後付の社会科学なんで、何とでも
    言えて、誰かしら、何か変わったこと言ってやろう、という気運に満ちて
    います。つまり、わかりづらいは、役立たないは、です。

    しかし、この本のように、歴史的事実として紹介されると、読みやすいし、
    政治背景的なことは、詳しいので、よく知らない私にはいい感じです。

    皆様も、お暇なら、ご一読を

    で、答えわかりましたか・笑

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