- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102664
感想・レビュー・書評
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絆ってすごい。
血の繋がりにあぐらをかいていてはいけないんだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2013/05/15
移動中 -
それぞれ母親が違う4人の兄弟が
父親が亡くなったのをきっかけに母親に会いに行きます。
青春物?家族物?ミステリ?
いろいろ混ざり合った小路さんの話好きです。 -
「楽園の話を、聞いてくれないか」
父親の亡くなる直前のひとこと
楽園て?
謎がとける過程にほっこり
しかし
みんないい人すぎて
なのになぜの現実が切ないような
でも
それでもなお築けることの素晴らしさが
憎いような? -
向井家の兄弟は、みんな母親が違う。しかし、とても仲が良かった。
長男サン、長女ユカリ、次男スイ、次女メイ。
彼らは、父親の死をきっかけに、自分の母親に会いに行くことにした。
自分の出生と、父の秘密を探す旅。
彼らが自分自身に課した、夏休みの宿題。
異母兄弟で、しかも仲が良い。しかもみんな個性的。
すぐにみんなが好きになりました。
兄弟っていいもんだと思いました。
私はこんな兄弟にはなれてないけど。
お互いがお互いを信頼している関係に憧れました。
結末はちょっと衝撃的でしたが。
しかも確信を得られていませんが。
この本読んだ人と感想を共有したいですね。
これってこういうことで良いんだよね?って確認作業したい。
このお話は雰囲気が好きです。
ゆったり、時に荒々しく、全てを包み込む海のような作品です。
ちょっと疲れてしまったときに、おすすめします。 -
複雑な家族の関係。前向きに生きていこうという気持ちが伝わり、すがすがしさが残る。読後感は、さわやか。
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多作の小路さん、久しぶりのヒットや!
また家族モノか、ともちょっと思うが好きなモンは好き。
分かりやすいし、清々しいですな。 -
長男・山(サン)に「楽園の話を、聞いてくれないか」と微笑み、亡くなってしまった父。
雑誌の編集者だった父は、海辺の家で隠居生活をし、四回結婚&離婚で、山のほかに、紫(ユカリ)・水(スイ)・明(メイ)の母親が全部違う異母兄妹をもうけていた。
父のいない初めての夏休み。
兄妹たちは自分たちで宿題を決める。
それは、それぞれ自分を捨てた母親に拒絶されることを覚悟で、父が死んだことを伝えに出かけるということ。
夏休みの終わり。
山は父の真実を知り。
父の言う楽園の意味を知る。
15 -
楽園を守る決意が、すごく兄ちゃんな感じ。
良い。