- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104408
感想・レビュー・書評
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理由の弱さかな。唯一気になるのは。
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ここに登場するのは警視庁の犬養刑事そしておなじみ埼玉県警渡瀬の部下古手川刑事、そしてこの古手川が大活躍。今回は移植医療の問題に切り込んだ異色作、そしてミステリーの常道、一番犯罪に遠い者が犯人ということに、それもジェフリー・ディーバーばりの2段オチだ。作中でもあるようにドナーとレシピエントの関係はもう少し考える必要がありそうだ、ドナーには臓器の行方ぐらいは知らせた方がいいのではないか、法律的縛りさえ作れば可能だと思う。また移植医療はiPS臓器への繋ぎだと言っているが、それはまだかなり先じゃないかな。
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4.0 臓器移植と連続殺人。考えさせられます。
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シリーズ物。古手川はこれからも出てくるのかな?
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何が良いかと言えば、犬養と古手川のタッグが良い。お互い自分の役割をきちんと理解している。特に古手川が格好良すぎる。臓器移植をすれば助かる命がある。それは分かっているが、日本ではまだ臓器移植に対する意識は低い。大切な家族が死んでしまった悲しみの中で、いきなり臓器を下さいと言われたら、私でも躊躇するだろう。これ以上傷つけたくないと拒否してしまうかもしれない。私のドナーカードは未だに未記入である。なかなか難しい問題提起だった。そしてこんなラストシーンは全く予想していなかったので涙が止まらなかった。
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この作者は社会問題を扱うことが多い気がする、脳死による臓器移植をテーマに扱っています。
3人の男女が次々と絞殺され内臓をまるごと抜き取られるという残忍な事件が発生する、いつものどんでん返しも最後にあるがこれはどんでん返し無しでも納得いったと思う。
エピローグはああいう感じの締めは好きなのでよかった。
犬養刑事のシリーズとしての一作目らしい、いつものように作者の他のシリーズから古手川刑事が登場していい味をだします、チラッとですが法医学の光崎教授もでてきます(まだ栂野真琴はいないようですが)
読み終わって、自分の免許証の意思表示をしていない臓器提供意思表示欄を眺めて色々と考えさせられました。 -
自分の都合で3人も。そんなこといいわけなじゃないか?
犯罪とは身勝手なものなのかもしれないけど、これはないわ。
変なところで夫の気持ちを知ったり。そんなことなら、普段から伝えておいてくれい。