惑星カロン

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著者 : 初野晴
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104767

惑星カロンの感想・レビュー・書評

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  • 「コンクールと文化祭を経て、ちょっぴり成長した清水南高吹奏楽部。さらなる練習に励むハルタとチカのもとに、またもや難題が持ち込まれて―!?チカが手に入れた“呪いのフルート”や、あやしい人物からメールで届く音楽暗号、旧校舎で起きた“鍵全開事件”、謎の楽曲「惑星カロン」との出会い…。頭脳明晰な美少年ハルタと、元気少女チカの名コンビがおくる珠玉の青春ミステリ!」


    読めてなかった~~~大好きなシリーズなのに読めていないうえにアニメも見られなかった~~(怨) 
    がしかし!読めたし!アニメもこれから見るよ!!!!!!!! 
    あー今回も…とても…良かった…。幸せ…。私はこのシリーズの何を愛しているかって、出てくるキャラクターたちみんなを愛している…。
    掛け合いの「会話」が何よりの魅力だと思っているのだけれど、=キャラクターの魅力があってこそ成り立つ、んだよな。そしてとくに主人公のチカちゃんが最高にいい子で、もう本当に好き!かわいい!ってなる。
    大事にする!」ってさらっと、何の衒いもなく言えちゃうチカちゃんが眩しい。ハルタの気持ちがわかる気がする。 

    初野さんは、このシリーズを「男女の恋愛モノにしたくなかったので、ハルタをああしました」っておっしゃっていたけれど確かに、そうしてくれて本当に良かったと思うし、今後もその既定路線の変更はなくていいなあと思っている。
    ハルタが先生を好きなのは、男が好きなんじゃなくて先生という人が好きってだけな所も大変好み…。

    ハルタ:「そうしたら毎晩、井戸の中からお菊さんの幽霊がいちま~い、にま~いってお皿を数える声がするの。はちま~い、きゅうま~い…一枚足りない…って」
    チカ:「みんなで、どんま~い、っていってあげればいいじゃない!」

    今作のベストオブハルチカ…。↑

  • このシリーズも5作目になるのかなあ、アニメの方はあっさりと草壁先生の秘密を晒して続編も製作されるかどうか分からない。物語の進行がだんだん遅くなりだしてなかなか普門館の道へと導いてくれない、今回有力なフルート奏者となる新一年生を見つけ出したが、この作で出て来た物語がつながりを持っておりよく練られた作品だと思う。このままのペースで行くと普門館まであと何作待たなければならないのだろうか。

  • ハルチカシリーズ第5弾。やっと追いつきました。

    ハルチカシリーズの魅力ってなんだろうとずっと考えていたのですが、この一個前の千年ジュリエット、そしてこの惑星カロンを続けて読んで、なんとなくわかったような気がします。
    会話のテンポがいいし、なによりチカちゃんとハルタ2人の関係性がとってもいいんですよね。
    ヴァルプルギスの夜で、ハルタが「こういうところがぼくの駄目なところか」というシーンや、芹澤さんとハルタが会話をするシーン等々、恋愛感情抜きにした2人の関係が本当に好きです。願わくばこのままでいてほしいなと思いつつ。

    どの巻にもいえることですが、短編同士がゆるくつながっているのも、謎を説いた結果が、読後感が切ないのも好きな理由の一つだなあと思いました。
    特に、惑星カロンは切なかったです。
    「生きて恥をかけることはしあわせ」という直太朗さんの言葉、星に願いをのフルート、そして草壁先生も少しずつ動き出そうとしている姿…。


    あと、夢に出てくるというマンボウさんのかつての部下、またいつか登場してくれるといいなあ。なんて思った5巻でした、今回も面白かった!

  • 図書館で。
    ハルチカシリーズの続き。本当にチカちゃんは味方を作るのが上手。素直で頑張る子だからだろうな。
    そしてハルタ君の食生活が大分心配。育ちざかりに一人暮らしは大丈夫か?と不安になる食事です。大丈夫か?

    惑星カロンの話はしみじみ切ない。
    でもデジタルAIというほどではないけれどもツイッターのボットとかちょっとそれっぽい。持ち主が亡くなってもデータが残っていて本人が返すような返答をしてくれるようになるというのはなんか怖いような、でもまだどこかでその人が生きているような不思議な感じですね。
    そうやって考えると本なんてものも作者の考えや言葉が詰まっているのだから時を超えた作者と読者の対話なのかもしれない。お互い一方通行だけれども。

  • 亡くなった人は戻らない
    でも亡くなった人の偽物は作れるようになるかもしれない

    デジタルツインはいつか実現するだろう
    誰にも見せない秘密の日記なんて未来には存在しない
    残るのは親指と人差し指で作った言葉
    その人の心とは違う言葉かもしれない
    でもその人がありたかった自分なのではないか
    それはもう一人の自分で本物と偽物の区別がつく人はほとんどいないだろうな

    世の中のデジタル産業は目を見張るものがあって
    自分じゃない自分が創られる世界も遠くはないだろう
    世の中に発信しないと自分は存在しないのかもしれないが、発信すればするほどオリジナルの貴重さは失われて行くんだ

    SNSはもう一人の自分を作る場だとも言える

    自分のことをペラペラと喋ると自分が安くなるんだろう
    直に会う価値が無くなって行く

    ネット社会に染まれば染まるほど自分本体の価値がなくなり指先くらいの価値になっていくんだろうな

  • めっちゃ笑えて面白いです!

  • 退出ゲームから始まるハルタとチカが普門館を目指す物語に「ハルチカ」というシリーズ名がついた。これはその5作目の単行本。

    文化祭も終わり、アンサンブルコンテストにむけて練習に励むチカが、ばあちゃんから買ってもらった入門用フルートに限界を感じ、より高価なフルートを求めていたところ、馴染みの楽器店から「呪いのフルート」を貸してもらうということろから一連の物語が始まる。


    今回の特色はミステリーが音楽に絡められている点だ。
    呪いのフルートに刻まれた模様、メロディを使った暗号、ネットに隠されたフルート二重奏の楽譜。
    これらの謎に触れることでチカと一緒に音楽を学んでいるような錯覚に陥ることができる。これはミステリーと吹奏楽が乖離しがちだったこれまでの作品にはなかったことだ。

    「ハルチカ」シリーズはミステリーであって、吹奏楽小説ではないという意見があり、そのために吹奏楽ものとしての評価がされにくかった。
    私としてはテーマが吹奏楽に限定されるとタルい練習、ギスギスした人間関係、ウザい恋愛がクローズアップされる小説が退屈で、その代わりミステリーがあるハルチカはその非日常感も味わえて好みだった。
     だが、作品のキモのミステリーと音楽が別個にあるという印象はぬぐえなかった。そこが今回は融合しているので、非常に好印象である。

    また、若者が音楽の道を歩むことの厳しさを描いているのも好印象。その辛さを味わいながらも、夢に向かって走る、その姿のまぶしさを丹念に描いてもいる。

    意外な発見もあった。
    ピアニカが野外でも音とりできるので合唱部の活動に便利という描写があったが、ピアニカの利用方法としては盲点だった。実践している例はネットで見かけないが、たしかに便利そうだ。

  • ハルチカふたたび。

  • 何歳までこういう青春小説読めるかな。中学生になった娘が吹奏楽部なのでそういう興味も持ちつついつものクオリティの高い謎と謎解きを堪能しました。

  • 「この世の中は、ひとりぼっちになることのほうが難しかったんだな。人間は、真の孤独にはなれない」つながっていくお話たち。最後の惑星カロン、とても切なくなりました。私のお気に入りの日野原会長(もう元ですが)も健在でした。もう少しで卒業かと思うと…。学校やそれに関するいろんな事件も楽しいのですが、大会が終わって吹奏楽部の部活風景とは離れたお話が続いているので、そろそろみんなのがんばりや葛藤なんかをみたいです。

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惑星カロンの作品紹介

コンクールと文化祭を経て、ちょっぴり成長した清水南高吹奏楽部。更なる練習に励む中、チカは「呪いのフルート」に出会い……!?楽器に秘められた謎、音楽暗号解読、旧校舎の怪事件。珠玉の青春ミステリ最新刊!

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