無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい

  • 1705人登録
  • 3.66評価
    • (80)
    • (206)
    • (151)
    • (33)
    • (8)
  • 171レビュー
著者 : 松井忠三
  • 角川書店 (2013年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104996

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • なかなかよくできたビジネス書に仕上がっている。ただ同じことを言ってるだけなので途中で飽きる。とりあえず前書きと目次読んで想像した内容で間違いございません。人には何故やるかを意識させることと仕組み(マニュアル)を作ること、アップデートして、最後までやり抜く。これを無印の例で何回も話してる感じ。やり抜くことが大事だと思うけど、そのノウハウはほとんど書いておらず、松井さんがそういう点で優れた人だったという印象。
    本で、自分が経験できないことから経験値が得るってのには良いっすよ。以上レポッス。

  • MUJIGRAMを最初に知ったのはこの本。
    これはマネしたい。

  • 本書では、無印良品で運用されている2000ページのマニュアル“MUJIGRAM(ムジグラム)”を通し、
    仕組み・標準化・マニュアルの重要性を学ぶことができます。

    著者は、2001年当時38億円の赤字であった無印良品の社長に就任し、
    “仕組みづくり”の推進により赤字状態の組織を“風土”から改革し、業績をV字回復させました。

    無印良品ではすべての仕事の原点として、商品開発から経営、接客業務のマニュアル“MUJIGRAM(ムジグラム)”が存在しています。

    著者は、無印良品が停滞していた根本的な理由として、社員が上司や先輩の背中だけを見て育った“経験至上主義”がはびこっていたことだと述べています。
    “経験至上主義”だけでは会社は滅びるとまで言い切っています。
    “経験至上主義” だけでは、仕事のスキルやノウハウを蓄積する仕組みがないため、担当者がいなくなったら、
    また一からスキルを構築しなおす必要があります。

    著者は、無印良品の“経験至上主義”を改善するために、マニュアル(MUJIGRAM)を整備し、徹底的に見える化を行いました。
    個人の経験や勘に頼っていた業務を“仕組み化”し、ノウハウとして蓄積したマニュアル(MUJIGRAM)を作成しました。

    マニュアル(MUJIGRAM)では、個人のセンスや経験によって差が出てしまう業務も、
    誰が行っても同じようにできること(=標準化)を目的にマニュアル化されています。
    例:お店の顔となるマネキンの店頭ディスプレイ
    マニュアル記載内容例:シルエットは△形か▽形にする、使う服の色は三色以内

    無印良品では、こういった経験が必要と思われる業務も、簡潔に「標準化」しています。
    上記のような長年の経験や勘が蓄積されたマニュアルを随時アップデートし、共有して運用することにより、組織として成長することができます。

    マニュアルの各項目の最初には、何のためにその作業を行うのか、「作業の意味・目的」が書いてあります。
    これは「どのように行動するか」だけでなく、「何を実現するか」という仕事の軸をぶれさせないためです。

    また、マニュアルの運用は、仕事の効率化にも繋がります。
    仕組みをつくり、共有して、実践・改善していくことにより、ムダな作業は減り、仕事の迷いはなくなり、
    余裕を持って業務にとりくめるようになります。

    マニュアルの運用は、以下のような効果(=目的)があります。
    ①知恵を共有する
    すぐれた知恵や経験を全員で共有できるようになり、個人の経験を組織に蓄積できます。
    ②「標準なくして改善なし」
    マニュアルづくりとは、すなわち仕事を標準化させること。
    同じ業務を誰が行っても、同じようにできるようにする。そうやって一つのフォーマットをつくりあげ、さらに改善していくと、組織全体が進化します。
    ③「上司の背中だけを見て育つ」文化との決別
    背中だけを見せて育てる文化とは決別し、マニュアルという見える形にすれば、上司が部下を効率的に指導することができます。
    ④チーム員の顔の向きをそろえる
    それぞれの業務を何のためにするかという「目的」を確認することは大事です。これをマニュアルに明記すると、
    それぞれの判断で勝手に動くことがなくなり、仕事にぶれが生じません。
    ⑤「仕事の本質」を見直せる
    マニュアルを作る段階で、自分が普段こなしている仕事を見直すことになります。自分の仕事をあらためて考えるうちに、
    「どのように働くべきか」「何のために働くべきなのか」という仕事の本質に近づけるようになります。

    また、マニュアルづくりのポイントとして以下を説明しています。
    ①新入社員が読んでも理解できるようなことばで、かつ具体的に説明する。
    ②冒頭で「なぜその作業が必要なのか」明記し、「なに」「なぜ」「いつ」「誰が」を明確にする。
    ③リアルタイムでマニュアルをアップデートし、仕事の進め方を最新版にする。

    著者は、社員ひとりのモチベーションを上げ、能力を最大限に引き出し、組織を強くするには、劇的な改革ではなく、
    必要なのは地道な仕事の習慣を根付かせることだと、断言しています。
    マニュアルは人材育成にも効果的で「組織の理念や仕組みを身体にしみこませた人材」を育てることができると述べています。

    私の個人の考えですが、会社という組織に所属している以上、社員の個々の経験・知恵・ノウハウは会社の財産です。
    それらの財産(経験・知恵・ノウハウ)を集めて共有化することにより、社員全員でよりよい仕事ができるようになると確信しています。

    会社の設立年数が増えるごとに、知恵やノウハウも増えていきます。その知恵やノウハウは、見える化して共有されているのでしょうか。
    その知恵やノウハウは、都市伝説や伝統芸能、伝統工芸のように、人から人へ口頭伝承で伝わっていないでしょうか。

    知恵やノウハウを共有化する手段としてのマニュアルづくりは、時間を掛けてでも行うべきだと強く感じました。
    職種・立場に関わらず、社会人必読の一冊です。

  • こんな仕事をシステムチックに出てればいいな。と自分が思っている仕事の仕方の一つの理想形だと思った。

    仕組みがうまく機能しているメリット:
    ・シンプルに仕事ができる仕組みがあれば、ムダな作業かなくなる。
    ・情報共有する仕組みがあれば仕事にスピードが生まれる。
    ・経験と勘を蓄積する仕組みがあれば自然と生産性が上がる
    ・残業が許されない仕組みがあれば自然と生産性が上がります。

    仕組みマニュアルの効果
    ・知恵を共有する
    ・標準なくして改善なし
    ・上司の背中だけ見て育つ文化との決べき
    ・チーム員の顔の向きをそろえる
    ・仕事の本質を見直せる

    気に入った言葉
    遠い道ほど心理がある
    未来はリスクを取らない限り開きません
    プロの世界では頑張っても結果が出せなければ力不足だったと判断される
    リーダーは努力すれば結果が出せる仕組みを考えなくてはいけない
    逆境こそだからもの
    あせらず、くさらず、おごらず

  • 「標準なくして、改革なし」
    2000ページに及ぶMUJIGRAMというマニュアルを作成、日々改良していくことで、仕事のカイゼンにつなげる。その実例。
    言葉の意味を明確にし、必ず「何」「なぜ」「いつ」「誰が」を明確にしている。
    ex.「レジ対応」
    (何)お客様が購入される商品の代金をいただき、商品をお渡しするお客様対応です。
    (なぜ)レジは店舗業務の20%を占める重要な仕事なため。
    (いつ)随時
    (誰が)全スタッフ

    このMUJIGRAMを現場からの改善提案でブラッシュアップする。まずエリアマネージャーが選別し、その後本社が採用不採用を検討し、MUJIGRAMを更新する。現場だけでも本部だけでも無く、エリアマネージャーが中庸を押さえる。

    著者は例えば家事や、部下への注意方法などを個人でマニュアル化してみることを勧めているぐらいだから徹底している。膨大な量だから周知と実行が一番難しいのだと思うけれど、うん、現状がコミットされてはじめて改善の議論が出来るようになる。確かに。

    ・堤氏は大変なマーケッターですから、その域に達する企画書をつくるのは困難を極めます。現場からのヒアリングだけを材料にしてつくった企画ではとても通りません。構想を最大限に膨らませ、時には現場のニーズを斟酌することすらできませんでした。
    したがって、晴れてその企画が通っても、膨大な企画書をつくり上げるだけで疲れてしまい、実行する気力がわいてこないのです。しかも、現場を無視した机上のプランなので、現場に提案しても「これは無理ですよ」と一蹴される始末です。
    …私が仕組みづくりを重視したのは、無印良品を実行力で一流にするためでもあります。当時のスローガンは「実行95%、計画5%」「セゾンの常識は当社の非常識」でした。

    ・私が良品計画の無印良品事業部長に就任したころの話です。
    千葉県の柏高島屋ステーションモールに新規出店することが決まり、開店の前日に現場を訪れました。開店前日はいつもそうですが、店長もスタッフもみな高揚感があり、忙しそうに駆け回ります。
    夕方の6時頃には商品を並べ終え、スタッフは「お客さん、たくさん来てくれるといいね」「この商品、私も欲しいな」などと話しながら一息ついていました。
    その時、他店の店長が応援に駆けつけました。
    そして売り場を一目みるなり、「これじゃあ、ダメだよ、無印らしさが出ていない」と、いきなり商品の並べ替えを始めたのです。新しい店の店長は戸惑っていましたが、ベテラン店長に物申すわけにもいかず、結局スタッフ総出で並べ替えました。
    ようやく並べ替えが終わったころ、今度は別の店長がやってきました。そして、「ここはこうしたほうがいい」と、直しはじめました。
    …当時は、店長の数だけ、店づくりのパターンがあったのです。
    その光景を見ながら、私は「まずいな。このままでは無印良品の未来はないんじゃないか」と感じていました。

    ・社員、あるいは部下の意識をどう変えればいいのか。これは多くのリーダーが直面する問題でしょう。たいていは教育から変えようとして、外部からコンサルタントを招き、社員に研修を受けさせて、意識改革をしようとします。しかし、それでうまくいく試しはありません。
    私が西友で人事を担当していたときの話です。
    業績が悪化していくにつれ、社内でも段々と危機感が生まれました。まずは幹部の意識改革をしようということになり、取締役から部長まで300人ぐらいの幹部が二泊三日の研修に参加することになりました。
    これは、グループ分けし、同じグループになった人から、一人ひとり長所や短所を指摘されるという”360度評価”をする研修でした。
    幹部になるくらいの人たちは、それなりにプライドや実績を持っているので、他人から思ってもいない短所を指摘されるのは不愉快なものです。研修の夜の懇親会の席で、私は幹部に呼び出され、「お前、なんだってこんな研修をやろうと思ったんだ!」と叱責を受けたりもしました。
    そこまで苦労して行った意識改革の研修―その効果は、どれほどだったと思いますか?
    成果は、まったくありませんでした。
    結局、このショック療法も効かず、意識改革も進まず、西友は持ち直せませんでした。その後、西友はウォルマートに買収されています。このことからわかるのは、いきなりの意識改革は難しいということ。そもそも、ビジネスモデルが世の中のニーズと合わなくなっているから業績が悪化しているのであり、社員の意識だけを変えようとしても根本的な解決にはなりません。ビジネスモデルを見直して、それから仕組みをつくっていく。その仕組みに納得して、実行するうちに、人の意識は自動的に変わっていくものなのです。

    ***
    カンブリア宮殿でほぼ同じ視点で放映が。
    村上龍曰く、
    「マニュアル」は創造性と相反するイメージがある。
    だが、小説が、普段誰もが使う言葉を組み合わせて書かれるように、創造とは、組み合わせであり、空想的で身勝手なアイデアなどではない。
    (当著者の)松井会長がロシアに生まれていたら、社会主義は今も存在したかも知れない。
    ああ、改善に繋がるマニュアルと結びついた社会主義は、面白いな、本当に。

  • PDF
    無印良品の松井氏の話は感銘的であった。

  • 要はすべてをマニュアル化せよ!ということ。

    同じことを何度も言い過ぎかも、という気はした。

  • 仕組みをマニュアル化するというと響きはネガティブに取られる可能性もあるが、今の時代に必要なテーマを明文化、言語化している良書。オススメ。応用して自分用マニュアルをつくろうと思う。

  • ・マニュアルを作り上げるプロセスが重要で、全社員で問題点を見つけて改善していく姿勢を持ってもらうのが大切。
    ・マニュアルを作る目的を意識すること。
    ・担当者が異動になっても同じレベルで業務がなされるようになる。
    ・リーダーの器以上に組織は成長しない。

  • ■マーケティング

    A.無印良品は、仕組みづくりの一環として、経営から接客まで仕事の全ノウハウを記した2つのマニュアル ――「 MUJIGRAM 」(店舗で使うマニュアル)と「業務基準書」(本部の業務のマニュアル)を整備し、徹底的に見える化を図った。

    B.●MUJIGRAM は、個人の経験や勘に頼っていた業務をノウハウとして蓄積させるためのもので、その特徴は、次の通りである。
    ・写真や図が、ふんだんに盛り込まれている。
    ・「顧客視点」と「改善提案」の2 つを大きな柱とする。
    ・本部も現場も、全てが関わってマニュアルをつくっている。
    ・誰が読んでも理解できるよう、徹底して具体化されている。
    ・スタッフを指導する立場の人のための内容も盛り込まれ、「教えるためのテキスト」としても使える。

全171件中 1 - 10件を表示

松井忠三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
リチャード・P・...
朝井 リョウ
伊賀 泰代
有効な右矢印 無効な右矢印

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいに関連する談話室の質問

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいに関連するまとめ

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいはこんな本です

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいを本棚に「積読」で登録しているひと

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいの作品紹介

38億円赤字からの「V字回復」を実現した経営者が語る、シンプルな仕事哲学。あらゆる会社・チームをよみがえらせる「仕事の仕組み」とは?「決まったことを、決まった通り、キチンとやる」だけで生産性は3倍に!

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさいのKindle版

ツイートする