スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 198
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105092

作品紹介・あらすじ

嫁姑問題、家計の算段、終わりの見えない介護に離婚の決断…容赦ない現実に立ち向かうための、アンチ正論の生きるヒント。女の現場は問題山積だけど、辛いときこそ笑い飛ばそう!憎しみを笑いに変える魔法の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • カップルの関係は「ワレなべにトジぶた」で相手の点数が自分の点数だという理恵子ママの意見に納得。
    ゼロ点なお相手とつきあってしまった自分は、やっぱりゼロ点だと思うべし!

    介護はキレイごとじゃないので、使えるものはすべて使う。
    地方によって施設待ちの状況や値段も全然違うので、しっかり調べて計画的に動くべし!
    絶対に自分を犠牲にしないこと。
    家族が仕事を辞めて在宅介護にしてしまうと、査定が下がってますます施設に入れなくなるし…。

    等々、いろいろ今回もリアルなご意見が身にしみました。
    お上品な本ではないけれど、人生で知っとくべきことを教えてもらえる良い本でした。
    先達はあらまほしきことなり。

  • う〜ん、男はかたなしだね。女性の本音が聞けました。

  • 掛け値無しに 心に効く‼️きれいごとの反対!ホント女性の道はけもの道だわ…

  • 「態度がラージなオトコほどモノは小さい」
    いきなり何書いてんだって思われるでしょうがこの本はいきなりこんなスタートなんですよ‼︎本当に。
    まあピロートーク満載なスタートですが僕も「小さくて可愛いじゃろ?」くらい言える大きなオトコになりたいです(笑)

    「離婚のススメ」ではないですがいかに女性が虐げられながらも「私が頑張れば」ってドツボにハマっていくかが書かれています。
    カンタンに離婚するのはどうかと思いますが頑張ってしまうのはもっとどうかと思いますσ^_^;

    僕はこの本を読んでひいばあちゃんのことを思い出しました。
    認知症が始まると自分が1番記憶に残ってる嬉しいことを繰り返すそうです。
    ひいばあちゃんは玄関で座って小・中学時代僕らの帰りを待ってずっと靴を並べてくれてました。
    元気に帰ってきて靴を脱ぎ散らかしてたのを片付けるのを楽しみにしてくれてたようです。

    あとがきに書かれてました。
    「近所のお姉さんも16くらいで結婚するといつも怒ってるお母さんになった」
    「すごいボロボロのアパートで子供を抱えて旦那に怒鳴られる」
    昔の田舎のテンプレやそうです。
    でも今の大阪でもそんな変わんないかと思います。
    そんな今をなんとかしたいと思って仕事してました。
    またいつか近いうちにそんな職場に戻ります。

    この本勧めたらセクハラ停職3ヶ月になるかもしれませんがあとがきだけ読んで欲しいです。
    エロ入ってませんから‼︎‼︎

  • 既視感(既読感?)があるネタも多いけど、やっぱり深いなあ。本当に酸いも甘いも噛み分ける、スナックのママそのものの西原理恵子。

  • 西原さんの本にしては、もうひとつかな?と思って読んでいました。繰り返しが多くてなんだか構成がモッサリしてるし、エロネタも旬が過ぎている感じがしました。(意外にエロ話って鮮度が大事なんだなぁ、と変なところを感心してしまった)
    でも、やっぱり最後のあとがきを読んでウウッと胸にきました。
    西原さんってほんとに優しい人だなぁと思う。何を読んでも、いつもそう思う。
    次は「こんなに幸せになれると自分で思っていなかった」とあとがきで書いているあたりのことを書いた本(=高須先生関連の本)を読んでみようと思う。

  • 女という生き物は体験談が好きです。
    でなければ、初恋の話、第二次性徴の話、初キスの話、それからそれから初Hの話、付き合っている相手との話が経験者と未経験者の間でガールズトークとして盛り上がるわけがありません。妊娠・出産の体験談、ママ友との愚痴りあいなども”大人向け”ではありますが、ガールズトークでしょう。

    この「スナックさいばら」もある意味で大人向けのガールズトークでした。他の巻も読んだことがあるのですが、今日読んだ「ガチ激闘編」から進めていきたいと思います。

    まぁ、大人向けなので甘っちょろい話題ではありません。ベッドで聞いた話、旦那の実家で正月を迎える話、介護の話などなど読んでてこれからの人生に対して気にかかる話題ばかりでした。

    今回自分の心に突き刺さったのは離婚の話でした。
    周りの友人たちは結婚していき、妊娠・出産を控えるお年頃です。そういう幸せな話題は結構聞こえてくるのですが「離婚したい」という話題はまだ聞きません。やはり、友人たちの話を聞くという疑似体験で「結婚」「妊娠・出産」「子育て」など明るい話題は聞こえてこれど「離婚」「介護」の話は聞こえてこないので、疑似体験すらできません。

    現在、「パートナーが欲しいなぁー」なんて夢みている状態の自分に突き刺さったのが「離婚」のはなし。恋愛すれば一生添い遂げられると考えている自分には「甘いこと考えんなよ」という現実でした。

    さみしいから、このまま行けば将来、孤独だから、今相手を探さなくてはとか考えていたんですけど、そうじゃないことを思い知らされました。一人でいるのが怖い心理もばっちり書かれてありました。怖い怖い。

    現在の「一人の楽しさ、気楽さも知っているけどさみしい」という状態で一人でいるのと、「二人になって、二人でいることから一人に戻る」というのでは、”一人”は同じでも本当に違うのですね。

    結婚もしたことがないのに、離婚の話で恐縮ですが独り身でさみしいの皆さん、誰かと一緒に過ごしている皆さんにおすすめのぜひ読んで自分の心の奥底を見直す機会になる本でした。

    あと、将来的に待っている親の介護とかも。(これはこれで色々語りたくなる。)

    サイバラ節全開でした。ごっつあんでした。

  • いろんな人がいるなあ。
    「心に小さな野村沙知代を」は名言。

  • 下ネタから介護まで。西原理恵子ママの本音トーク。はたして男の私が読んでいいものか?そこには女の金言がちらばっていた。。。

  • 2014.09.28

    久しぶりに定価で本を買いました。それくらい、読みたかった。
    このスナックさいばらシリーズが好きです。
    『ガチ激闘編』は、介護の本音の章で震え、家族のとっておきのひとことの章で泣きました。
    まだ結婚も子育ても嫁姑戦争も親の介護も経験したことのない人生経験が浅いひよっこですが、自分らしく、周りに惑わされずにこのまま生きていけたら幸せだなと思わせてくれる本です。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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