ヤンキー化する日本 (角川oneテーマ21)

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  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041107416

感想・レビュー・書評

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  • 世代論の延長にある文化論に基づく社会論であり、その根拠となるような統計的データや学術的考察、さらには他の学問(特に社会学、経済学)の参照もないまったく独自の「文化論」ないし「日本人論」を臆面も出すことができるのはある意味では貴重ではあるかもしれない。少なくともこの本における「ヤンキー」をめぐる議論を見る限りでは、最初に「ヤンキー化」なる独自の規定が存在し、そこからいろいろなことがつなげて論じられているが、結局のところ独りよがりな概念の弄びでしかないだろう。また「日本人は逃れることができない」「日本人は多かれ少なかれヤンキーの要素がある」式の物言いや、昨今の(筆者が好まない)政治的状況を絡めて劣化言説を弄する様も、完全に不毛な「日本人論」そのものでしかない。

  • 保守派イデオロギーへの憎しみにあふれた文章。安倍晋三や維新の会を批判するが、左派系勢力、例えば共産党や旧民主党系には言及しない。典型的なパヨク本であったのが残念。題材は良いのでイデオロギーを抜きにして書いて欲しかった。

著者プロフィール

斎藤環(さいとう・たまき) 精神科医。筑波大学医学医療系社会精神保健学・教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)共同代表。著書に『社会的ひきこもり』『生き延びるためのラカン』『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』『コロナ・アンビバレンスの憂鬱』ほか多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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