落差 上 新装版 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227671

作品紹介・あらすじ

日本史教科書編纂の分野で名を馳せる島地章吾助教授は、学生時代の友人の妻などに浮気心を働かせていた。教科書出版社の思惑にうまく乗り、島地は自分の欲望のまま人生を謳歌していたのだが……社会派長編。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史教科書の監修をする大学教授の話です。

    2022年、こんなクズが今だに社会を牛耳っていたらどうしましょう。

  • 昭和38年単行本化、昭和41年文庫化。日本史を専門にする島地は、大学の助教授。戦後、自身の主張を大きく転換し、いまや認知度も名声も高まるばかり。教科書の編纂や監修者としても、頭角を表している。一方、彼の裏顔は素人女への遍歴。不遇のうちによを去った学者仲間の未亡人、そして高校時代からの友人が単身赴任になったことを機に、その妻も標的にする。

  • 島地って男は、許せない!とつい感情移入してしまった。しかし、だまだれる女も女のような気がするが、まあ、それは作り物のお話だからと思えば、いいのか。

  • 20160131読了

  • 好色で日和見主義の島地が、このあとどう転落するかが気になる。落差というだけにどんでん返しを期待するけど、ちょっと道のりが長い(くどい)

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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