空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集1 (角川文庫 た 3-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041285015

感想・レビュー・書評

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  • 茨木のり子さんとT.S.エリオットは好きだけど、それ以外詩集はめったに読まない。でもなんとなく、日常で紡がない言葉に触れてみたくて手に取ってみた。谷川さんの詩は教科書にも載っていたような気がする。ので、なんだかもっとこう、綺麗で純粋な詩を書くイメージがあったのだけど、結構ものすごい精神世界を持ってる人なのだなぁと思った。生と死があって、それをつなぐ肉体があって、そこを通してみる世界はきれいだったり穢かったり。リアルで、思った以上に男性的だった。

  • 私は詩に対する感受性が鈍くて、谷川さんの詩のファンではないし、大方の詩は好きも嫌いもなく、という感覚なんですが。
    やさしい言葉で深いことを言うから、たまに、ものすごく言葉に詰まるほどの衝撃を覚える。
    この詩集に収録されているの、ほとんどが旧字というか、「言った」の促音が「言つた」の時代の書き方なのね。


     子どもは……

    子どもはなおもひとつの希望
    このような屈託の時代にあっても

    子どもはなおもひとつの喜び
    あらゆる恐怖のただなかにさえ

    子どもはなおもひとりの天使
    いかなる神をも信ぜぬままに

    子どもはなおも私たちの理由
    生きる理由死を賭す理由

    子どもはなおもひとりの子ども
    石の腕の中ですら

  • 飛行機に乗るときに読む本。

  • ベスト盤。故に詩集という作品としてのクオリティーは各詩集より劣る印象。しかし言葉が本当に美しい。彼と同時代に生きていられて本当に幸せだ。また拝見したい。
    私は昨日を質問責めにする

  • ユーモア。

    リズム感の良いものや、ずっしりしたもの、
    ぐらぐらさせるものなど、非常に多彩。
    ことばで遊ぶひとである。

    それにしても、大岡信の言にあるとおり、
    「谷川俊太郎」という名前は本当によい響きだと思う。


    08/04/10 読了

  • 080412(m 080418)
    080818(m 081006)
    091209(c 091213)

  • 谷ちゃん好き

  • これをハタチそこらで書いたっていうんだから。

  • 空の青さを。

  • 気づいたら、この人の詩集が本棚に並んでた。

著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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