空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集1 (角川文庫 た 3-1)
- KADOKAWA (1985年8月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041285015
感想・レビュー・書評
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茨木のり子さんとT.S.エリオットは好きだけど、それ以外詩集はめったに読まない。でもなんとなく、日常で紡がない言葉に触れてみたくて手に取ってみた。谷川さんの詩は教科書にも載っていたような気がする。ので、なんだかもっとこう、綺麗で純粋な詩を書くイメージがあったのだけど、結構ものすごい精神世界を持ってる人なのだなぁと思った。生と死があって、それをつなぐ肉体があって、そこを通してみる世界はきれいだったり穢かったり。リアルで、思った以上に男性的だった。
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私は詩に対する感受性が鈍くて、谷川さんの詩のファンではないし、大方の詩は好きも嫌いもなく、という感覚なんですが。
やさしい言葉で深いことを言うから、たまに、ものすごく言葉に詰まるほどの衝撃を覚える。
この詩集に収録されているの、ほとんどが旧字というか、「言った」の促音が「言つた」の時代の書き方なのね。
子どもは……
子どもはなおもひとつの希望
このような屈託の時代にあっても
子どもはなおもひとつの喜び
あらゆる恐怖のただなかにさえ
子どもはなおもひとりの天使
いかなる神をも信ぜぬままに
子どもはなおも私たちの理由
生きる理由死を賭す理由
子どもはなおもひとりの子ども
石の腕の中ですら -
飛行機に乗るときに読む本。
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ベスト盤。故に詩集という作品としてのクオリティーは各詩集より劣る印象。しかし言葉が本当に美しい。彼と同時代に生きていられて本当に幸せだ。また拝見したい。
私は昨日を質問責めにする -
ユーモア。
リズム感の良いものや、ずっしりしたもの、
ぐらぐらさせるものなど、非常に多彩。
ことばで遊ぶひとである。
それにしても、大岡信の言にあるとおり、
「谷川俊太郎」という名前は本当によい響きだと思う。
08/04/10 読了 -
080412(m 080418)
080818(m 081006)
091209(c 091213) -
谷ちゃん好き
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これをハタチそこらで書いたっていうんだから。
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空の青さを。
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気づいたら、この人の詩集が本棚に並んでた。