きまぐれロボット (角川文庫 緑 303-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 667
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041303030

感想・レビュー・書評

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  • 興味はあったけど、読んだことなかった星新一を初読み
    数ページの中に、起承転結がしっかり描かれていて無駄がなく、子供向けと思いきや、大人が読んでも面白い。星新一の奥深さを感じた。

    だいたい、まぁそんな上手くいかないよねって感じのオチが毎回秀逸だった。

    どんなオチがつくのか予想しながら読むのが楽しく、一気に読み終わってしまった。

  • 星新一のショートショート集。
    扉での紹介に、「童話」という言葉が使われているだけあって、子どもでもわかりやすい展開の作品が多い。

    ほとんどの作品に風刺が効いており、「そうはうまくいかないぞ」(解説より引用)の精神が伝わってくる。

    これまで読んできたショートショート集に掲載されていた作品もいくつかあったので、ある程度吟味されたベスト版のようなものかもしれない。

  • 小学校の時、学級文庫で読んだままのイメージ。技巧の少ない単調なリズムでひとつひとつの物語が完結されていく感じが、読んでて気持ちいい。

  • ショート・ショート集。
    ・新発明のマクラ
    ・試作品
    ・薬のききめ
    ・悪魔
    ・災難
    ・九官鳥作戦
    ・きまぐれロボット
    ・博士とロボット
    ・便利な草花
    ・夜の事件
    ・地球のみなさん
    ・ラッパの音
    ・おみやげ
    ・夢のお告げ
    ・失敗
    ・目薬
    ・リオン
    ・ボウシ
    ・金色の海草
    ・盗んだ書類
    ・薬と夢
    ・なぞのロボット
    ・へんな薬
    ・サーカスの秘密
    ・鳥の歌
    ・火の用心
    ・スピード時代
    ・キツツキ計画
    ・ユキコちゃんのしかえし
    ・ふしぎな放送
    ・ネコ
    ・花とひみつ
    ・とりひき
    ・へんな怪獣
    ・鏡のなかの犬
    ・あーん。あーん

    「ボウシ」と「ふしぎな放送」が好き。

  • あまりにもこの大きさの文庫本としての価値が高すぎる星新一の児童向け短編集。大変可愛らしい表紙が素晴らしい。

  • 一つ一つの作品がとにかく秀逸。
    この短い内容の中に起承転結がここまでしっかりしている作品はないと思う。
    ある意味、ソー○マス○ーヤマ○を彷彿とさせる完璧さである。
    かつ面白い。
    薄い本なので、さっと読めてしまう。
    非常にオススメ。

  • 初めて読んだ(手に入れた)文庫本。
    読書の面白さを教えてくれた。

  • 一番最初に買った星新一の本がコレ。ものすごく思い出深い1冊。
    この出逢いから全てが始まった。

  • 今度こそ星新一のショートショート。「おみやげ」を途中まで読んだところでハッとした。調べてみたら、小中学生時代の国語の教科書に載っていた作品だったから。オチを覚えてたってことは、それだけ印象に残ってたってことなのかもしれない。あと個人的に「花とひみつ」みたいな話好きですよ。

  • 子供向けではあるが、大人にもオススメの作品。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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