竹取物語 (角川文庫 緑 303-15)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041303153

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りたら沢口靖子の表紙だった。そういえば映画になっていたっけ。ということは、これ読んだことあるかも。
    とはいえ、記憶になくて新鮮な気持ちで読む。
    ただこの本を以前読んで太宰治「お伽草子」吉行淳之介「好色一代男」が読みたくて図書室に行ったらなくてガッカリしたことは思い出した。

    とても読みやすいし、最後に原文もあるので古典導入に楽しいかも。
    星さんのポロリポロリと語られる「一息」は邪魔だなとは思いつつ全体を読み終わるとより深く物語を理解してるようになってる。
    あとがきも参考文献、訳すということなど興味深い。

    「発想とストーリーとで、人を引き込んでしまうのだ。構成に自信があればこそだ。描写を押さえると、読者や聞き手は、自分の体験でそのイメージを作ってくれ、話に溶け込んでくれる。
    そのパワーが失われると、季節描写や心理描写に逃げ、つまらなくなる。(略)
    読み終わって、夏でなくても成立するのにと、点数が悪くなる。美人だって、くわしく描写すると、好みじゃないねと、そこで終り。」

  • 知ってるようで、ちゃんと読んだことなかった竹取物語の、星新一現代語訳ヴァージョン。

  • 誰もが知っているかぐや姫のお話ですが、星新一の訳がすばらしい。

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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