ちぐはぐな部品 (角川文庫 ほ 3-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1979
感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041303214

感想・レビュー・書評

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  • 以下本当に個人的な感想

    夜の音 が何気に好きかもしれん。最後を読んだ瞬間「トイレやんけ!!!」って突っ込んじゃった

    抑制心 もいいねえ!こっちを見ながら語りかけつつショートショートの長さで何が言いたかったかきっちり伝えてきたうでワッてなる感じ!いいね〜すきだな〜

    最後は…なんか淋しくなっちゃったなぁ…どうしようも無い諦めとぼんやりした絶望みたいな…諦観みたいな…

  • 特にお気に入りのショートショート
    (ショートショートは、SFの俳句だそうです)

    ・いじわるな星
    (宇宙船が豪華客船にまで進化してなにも手に入れられない話)
    これに近いことは、身近でたくさん起こってる気がする。ワサビのきいた風刺です。

    ・歓迎ぜめ
    (ずっとニコニコしてご馳走して、穴に突き落とす話)
    一番怖い種類。

    ・みやげの品
    (お土産品なんて全国どこでも買えるから価値がないから、経験を売る話)
    我が身を顧みる

    ・抑制心
    (実は周りはみんな吸血鬼っていう想像の話)
    こんな想像しながら生きていったら楽しくて仕方ないよ!

    ・壁の穴
    (周りを覗き込むほど自分が透明になっていく感覚の話)
    これ読んで、思い当たる節ない人なんて

    1972年に初版って。。
    こんなに、シンプルで自然な文章は他にないと。イメージはクリーム色
    読みやすさ、5分でも時間あったら幸せになれる本です。


    愉し!

  • 再読。何十年ぶりに読んだ。

    当時、夢中で沢山読んだな。
    当時ほどの感動はないが、面白かった。
    (図書館)

  • 忘れた頃に何度も読みたいお気に入りを見つけたい

  • どの話も意外な展開が待っているから読むのがワクワクします!桃太郎の時代、江戸、シャーロックホームズの19世紀、そして未来というようにどの時代の物語も分かりやすく面白く書かれていてすごい!1番お気に入りの話を選ぼうと思ったのですが、沢山あるので選べませんでした笑

  • 友達から譲り受けた本です。

    星新一のショートショートは、小学校か中学校の国語の時間に習いました。初めて接する不思議な世界観に魅了されたのを覚えています。

    この本では「いじわるな星」が特に印象に残っています。

    人間の欲望は果てしなく、それに囚われていると、結局は何も手に入れることが出来ず、莫大なエネルギーを浪費してしまう。そのような教訓が示されていると思いました。

  • 昔の作品とは思えないほど、新鮮でした。

  • パパから

  • SFはもちろん、ホームズのパロディなど、バラエティ豊かなショートショート集。
    非日常のアイデアを日常へと繋げるのがすごく上手い。
    傍から離れない謎のロボの話『変な侵入者』、質屋の客への違和感から始まるSFミステリ『出入りする客』が特に好き。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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