スペードの女王 (角川文庫 緑 304-31)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 138
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304310

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に友人に強く薦められて読了。
    典型的な首なし殺人事件(!)
    この手のプロットのある意味教科書的な筋書きであるかもしれない。
    自分にはいまひとつ盛り上がることができなかったと記憶している。謎の展開と雰囲気はそれなりに楽しむことができた。
    個人的な話だが、当時通っていた歯医者の待合室で、ドクトル・ジバゴのBGMを聴きながら読んでいたという記憶ばかりが残る。(笑)

  • エログロ系作品。
    しかもかなりフェティッシュな性癖が
    真実の一部に含まれているので
    女性の方は注意。

    それと文中にひとつ死語が
    入っています。
    一応それは調べてください。

    ところどころ伏線は出てきますが
    メインのほうへ犯人の推理を向かせる
    一種のわなと見てよいでしょう。
    しかも犯罪の理由は…
    かなり意外に感じるはずですよ。

  • 金田一耕助シリーズ

    ももにスペードの女王の刺青が彫られた首のない女の死体。謎の女にスペードの女王の刺青を入れた彫師・彫り亀の謎の死。彫亀の妻から相談を受けた金田一耕助の捜査。金田一耕助に会いに行くと会社を出た前田浜子の殺害。浜子の姉・豊子の太ももに彫られたスペードの女王。遺体の主は豊子か?神埼八重子か?神埼八重子の愛人・岩永久蔵の殺害。岩永の部屋の隠し金庫から見つかった写真。

  • 意外な展開でよかったです。ラストもベタで好きです。

  • 2017/11/27読了

  • 金田一耕助シリーズの長編でした。スリリングな連続殺人事件と交換殺人事件という内容の展開で、なかなか読みごたえがあり面白かったのですが、オチが唐突な感じがして、深みが無く、やや残念でしたかね?
    残り少なくなってきましたが、金田一耕助シリーズを読み進めていきます!

  • 古書で購入。
    解説にもある通り「顔のない死体のトリック」に取り組んだ筆者の意欲作である。
    読んだ正直な感想としては、幕切れがどうもすっきりしない思いがします。横溝ファンの諸賢に解題を願いたいところ。

  • 金田一シリーズで、大ボスもいないし古来からの言い伝えもない、割とシンプルなミステリ。大ボスらしき人はいるっちゃあいるんですが。

    序盤の、事件を持ち込む女性の話から、金田一が事件に絡んでいく仮定が、さすが横溝正史というストーリー展開で素晴らしく、伝聞でそこまで詳細がわかるのかよというツッコミはさておいて面白い。

    しかしその後、登場人物を若干増やしすぎた感も有り、そこで話がボケてしまったのは残念。

    とはいえ、最後にはどんでん返しが繰り返され、大ボスはそこでそんなにあっさり解決してしまって良いのか?というところは有りましたが、楽しんでいるうちの幕切れで非常に小気味良く読める1冊となっている。

  • 金田一耕助

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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