病院坂の首縊りの家 (上) (角川文庫―金田一耕助ファイル)

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著者 : 横溝正史
  • 角川書店 (1996年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304617

病院坂の首縊りの家 (上) (角川文庫―金田一耕助ファイル)の感想・レビュー・書評

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  • 金田一耕助最後の事件。

    これも再読(というか、何度目なんだろうか?)。ワタシの持っている版は表紙が釣鐘頭の婚礼写真版なのでちょっと古いんだけど、なんで表紙変えちゃったのかなぁ、残念。

    この頃の金田一モノになると、田舎の古い因習などの要素が薄れてくるのが残念だけど、それでも十分面白い。

    古い病院の建物で不気味な婚礼写真の依頼って・・・想像しただけでも薄気味悪くていい感じ(ほめてます、これ)。

  •  巷では『ビブリア』のドラマ化のキャスティングの是非が話題のようだが、映像と原作は別物と考える私からすると、不毛な議論に思えて仕方ない。
     原作。コミック。そしてドラマ。
     子供につきあって、すべてに目を通したが、まあそれぞれいいのではないか。

     それより世の中には色々な失敗作がたくさんある。

     原作のイメージぶち壊しの設定変更。
     芸能界の事情丸出しのキャスティング。
     時間やスポンサーの縛りで変わるストーリー。

     若いころはその一つ一つに目くじらを立てていたものだが、
     裏切られ、
     失望し、
     幻滅し、
     そのようなもの、と思えるようになってきた。
     
     映像と原作は別物。
     うまくいくこともあるし、逆もある。
     
     
     さて、私の金田一耕助との出会いと言えばドラマ。
     古谷金田一のドラマをよく見ていたが、原作を読んだのはそのずっと後だった。
     したがって、原作を読みながらも、あの映像が思い浮かんでは来るが、決して邪魔ではない。どちらかと言うと、映像を見たことがない人は金田一の姿恰好など想像しにくいのでは、と思える。
     
     お釜帽???と。

     
     そして、あの音楽。
     懐かしい。
     


     しかし。
     この作品、劇場まで足を運んだはずなのだが、まったく中身を覚えていない。
     タイトルの強い印象は忘れがたいのだが。

     さて、後半はいかに。
     

  • 金田一耕助ファイル#20

  • 悪霊島と同じように本作も上巻はエピローグ的な作品となっておりますが、本作の違うところが、上巻より下巻がどうやら、上巻から20年後の事件の顛末を描いた作品となっているようで、20年以上の歳月を経た壮大な長期間に渡るミステリー作品となっております。
    上巻では法眼家と五十嵐家の複雑な家系図が織りなす悲劇ですが、真犯人は女性のような気がしますが、女性がどうやって巨体の首なし男性胴体を処理したのか?が謎ですね!そう考えると真犯人あるいは共犯の男性がいるのかもしれませんし、そもそも偽装殺人なのかもしれません。
    いずれにしても20年後に解決することになる下巻が楽しみです!

  • 横溝正史の血みどろのおどろおどろしい世界が昔は大好きでよく読んでいました。首だけが切られて部屋の天井から吊るされているなんて…本当に残忍です。最近は好みが変わっていて、他の作家の本をよく読むようになりました。

  • これ、まだ上巻!?っていうぐらいの、濃さ。

    金田一さんと言えば地方の閉鎖的な村や島、そこに伝わる伝統や風習、名家の因縁。。。と言ったイメージが強いけれど、今回の舞台は東京。

    今まで地方を舞台にしたものばかり読んでいたから、果たして東京が舞台になったら今までの面白さは半減!?とか勝手に先入観を抱いて読み始めたが、読んですぐに吹っ飛んだ。
    面白い!面白い!

    序章部分が少し長いけれどそれさえ超えてしまえば、いつものように物語に引き込まれて一気に読んだ。
    今回は高輪の病院坂にあったさる名家を舞台に、22年前の事件と22年後に新たに起こる事件がキーになっている。
    おなじみ等々力警部も登場。
    金田一さんも珍しく、事件に振り回されている感もある。

    下巻で物語は更に展開していくと思われるが、登場人物の関係が少しややこしいので上巻の最初の方に家系図が載っているので、それを見ながら読むとごちゃつかずにすむのでオススメ。

  • 下巻に記す

  • その昔、薄倖の女が首を縊った忌まわしき旧法眼邸。明治から戦前まで盛隆を極め、“病院坂”という地名にまでなった大病院の屋敷跡であった。本條写真館の息子直吉は、ある晩そこで奇妙な結婚記念写真を依頼された。住む人もない廃屋での撮影は、不吉な出来事を暗示しているようであった。数日後、再び撮影で屋敷を訪れた直吉は、そこに鮮血を滴らせ風鈴の如くぶら下った男の生首を発見するが…!?

    発表年:1975年

    角川文庫 上・下(1978.02/1996.01)

  • あれ~?横構正史ってこんなに面白かったっけ?というのが第一印象。
    市川昆監督で作品が立て続けに映画化されて、工藤栄一演出でテレビシリーズが始まり、その頃一番興味を持っていた頃であったにも関わらず原作には手がいかなかった。特に本好きというわけでもなかったし。(今でも変わらないとおもうけど。)
    それでも数冊程度は読んだと思う。
    どれも面白かったと満足して読み終えたと思う。
    でも、今みたいに読みながらワクワクした記憶がない。
    何十年ぶりに読んだ横構正史。
    こりゃ他の作品も読んだほうがいい時間が過ごせそうだなと思った。

  • 壮絶。
    タイトルからしてすごそうとは思っていましたが「首縊りの家」の由来?となったお冬さんの事件で発見した娘がこの悔しさを忘れぬようにと母の体にびっしりついた蛆虫を口へ…というのがめっちゃインパクト強い。
    足掛け20年金田一を悩ませることになる事件なうえに、金田一耕助最後の事件です。
    後半にも期待!

    2012/11/25-26

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