七つの仮面 (角川文庫)

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著者 : 横溝正史
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (1979年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304662

七つの仮面 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 金田一耕助シリーズの短編集で、タイトルの「七つの仮面」を含む計7編のミステリー作品から構成されておりました。
    どの作品も結末が尻切れ的で、若干スッキリしない結末の作品が多かった感じがします。
    やはり金田一耕助シリーズは中長編が読みごたえがあるような気がします。

  • 金田一耕助ファイル#14

  • 2016.10.30

  • 途中まで短編だと知らずに読んでいた。

    七つの仮面、猫舘、雌蛭、日時計の中の女、猟奇の始末書、蝙蝠男、薔薇の別荘の短編集でした。

    短編なので、横溝作品のおどろおどろしさやひっくりかえす躍動感はないですが、まぁまぁ楽しめました。

    金田一が洋服を着ます!!

    今まで読んできた八ツ墓村や夜歩くは地方を舞台にした作品で、
    田舎の因習や血縁の因縁を軸としたものだったので、
    世界観ががらりと変わりこういう作品も書くのだなと 思いました。

  • 金田一ジッチャンの方の事件簿、短編集。
    金田一の短編は「起承転結」よりは「序破急」の構成が多く「急」の急ぎっぷりがハンパない。

    金田一が寒村に出かけることが多い長編では、古くからの因習に纏わる「起承転結」をじっくり楽しめるが、短編では展開が急な代わりに、昭和前半の都市部の生活や風俗の描写が楽しい。

    戦後、復興した都市に流入した様々な背景(身分や貧富の差など)を持つ人々が巻き起こす奇妙な事件が中心となるかんじ。

  • いつか。。。

  • この作品で、角川文庫の横溝正史作品は完全制覇となった。

    金田一耕助が活躍する七編が収められた短編集である。いずれの短編もドロドロした男女の関係が事件を引き起こし、飄然と登場する金田一耕助が事件を解決する。長編となると、さらに家の因習やらが入り混じり、ドロドロのおどろしい展開となるのだが、短編となると意外にあっさりしたものである。

    昭和初期を舞台にした探偵小説。何よりも金田一耕助の人物像が良い。

    中学時代に金田一耕助シリーズが映画化やドラマ化されると欠かさず観ていた。その頃から横溝正史の作品を読み始めたと記憶している。大半の作品は高校時代までに読み終えていたのだが、何故かこの作品だけは未読だった。

  • 御存知、名探偵・金田一耕助の活躍する短編集。表題作「七つの仮面」は他の選集で金田一ものではない短編「聖女の首」として既読。小説としては「聖女の首」の方が面白かった。ただ、金田一耕助が登場すると何か微笑ましく嬉しくなってしまうのだ。それぞれの短編に人間関係や登場人物の性格に似通った点があるのは多作故のご愛嬌か。エログロ要素が多めなのは時代の需要だろう。ともかく、冷徹なまでの人間観察と温かな慈愛の目が混ざりあう横溝の語り口はリズムがよくついつい先へと読んでしまう。変装したり、粋なプレゼントをしたりする金田一の姿が見られるのも見所。

  • 金田一シリーズではあるのだが、謎やらおどろおどろしい状況やらが登場してから、種明かしが唐突に、一度に提示されてしまうのでいささか味気ない。短編だからしょうがないのかもsしれないが、どうも物足りない。

  • 短編集
    「七つの仮面」:聖女の皮をかぶった娼婦・美沙を巡る男女のいざこざ。
    「マリア様が見てる」の過激版のような…金田一はチラリとしか出てきませんが美沙の語りがいいです。
    「猫館」:女占い師と飼い猫が殺害される。何故犯人は女占い師の上着だけを脱がせ、数多くいる猫のうち1匹だけを殺したのか?そして内弟子の女の行方と裏に住む男やもめの画家は事件に関わっているのか?あっさり終わってしまいます。
    「雌蛭」:珍しく金田一耕助自身が冒険します。洋服まで着て!
    あるマンションの部屋からハンドバッグを取ってきて欲しいという依頼を受けた金田一がその部屋で発見したのは硫酸を掛けられ息絶えている男女の死体だった。ハンドバッグの持ち主は男の元妻。現場からコンパクトを持ち出した男と被害者の関係は?元妻の行方は?
    「猟奇の始末書」:白浜海岸の洞窟でナイトクラブの女が殺されているのが発見された。胸には金田一の先輩である三井が所有していた矢が深々と刺さっている。驚かすために崖めがけて打ったという三井。あり得ない角度で刺さっている矢。ラストはちょっとがっかり。
    「蝙蝠男」:試験勉強に勤しむ少女が見た向かいのアパートでの惨劇。死体はそこからトランクで運ばれていた。シルクハットの蝙蝠男の正体は?なんともあっさり解決。目撃証言をしてくれた少女へ合格記念を贈るなんて粋な金田一が見れる話
    「薔薇の別荘」:体の不自由となった戦後の女傑が別荘に親戚一同を呼び寄せる。その場には奉公人である三枝子も出席せよという。約束の時間になっても現れない女傑は密室の中で絞殺されていた。ラストはちょっといいはなし。

    2012/11/04-05

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