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みんなの感想・レビュー・書評
横溝先生の書かれる小説は、どれも大変に素晴らしい作品ばかりだと思います。しかしこの「悪霊島」を読んでしまったら、もう二度と他の横溝作品はおろか、普通の推理小説では満足できないのではないか、そう思えるほど濃密で精巧なストーリーです。
主人公の名探偵、金田一耕介も非常に魅力的です。でも個人的には磯川警部が私は大好きです。彼らに限らず、どのキャラクターも特徴的で、一度イメージするとなかなか忘れられないかもしれません。
また「悪霊島」の背景描写が、作品の雰囲気と上手にマッチしています。おどろおどろしい舞台が、事件や人間関係の凄惨さに、より一層拍車を掛けているのも、横溝作品の醍醐味だと私は思います。
閉鎖社会の島!
陰惨な殺人事件!
謎の美女に双子!
そして過去の事件…
素晴らしき様式美。
やっぱり横溝はやめられない!
下巻の展開が楽しみ。
アメリカ帰りの成功者、越智竜平に人探しを依頼され、瀬戸内海の刑部島を訪れた金田一。 しかし磯川警部からその人物らしき男が怪死したことや、男の残した今わの際のつぶやきを知り、不吉な予兆を感じる。 果たしてその予感は的中し、呪われた絶海の孤島を舞台に恐るべき連続殺人が起きたのだ! ―鵺のなく夜に気をつけろ・・・ 映像では「鵺のなく夜はおそろしい」だったかな? 映像の記憶はごっちゃになって... 続きを読む »
続きものははじめて読みましたよ。
初めは途中で終わってしまうという
不安がありましたが、大丈夫でした。
刑部島で起きた怪死、殺人、そして失踪。
時折黒い歴史も出てきて、
読み手の興味を誘います。
そして依頼主は実は反感を
かっていたという事実…
なにやら裏がありそうですよ。
ところどころ覚えているんだけど、重要なところは何も覚えていないのでまた楽しみながら読んでいるところ。確か犯人は・・・
金田一耕助シリーズ
船に助けられた被害者・青木の残した言葉「鵺の鳴く夜には気をつけろ」。越智竜平からの依頼で捜査に当たる金田一耕助。刑部島の市子・浅井はるの死。磯川警部の元に届けられた告白文。刑部村への越智竜平の帰還。竜平と巴御寮人の駆け落ち事件。2つの失踪事件。竜平の奉納した黄金の矢。黄金の矢で殺害された巴の夫・刑部守衛。
2003年4月14日購入
2003年5月2日読了
2010年8月11日再読
横溝先生の後期の名作ではないでしょうか。
「悪霊島」題名からして読む前から期待しておりました。
何ておどろおどろしい名前でしょう。
横溝先生の作品の舞台の島の名前は「八つ墓村」とか不吉なものが多いですね。
上巻では事の背景や説明がなされています。
最初の方では事件が全く起きず、ヤキモキしながら読み進めておりました。
印象に残ったのはプロローグです。
とても素晴らしくて魅力的なオープニングです。
物語は終始、このオープニングの謎が気になりながらも進められていきます。
この魅力的な謎があるからこそ前半の長い説明も耐えられるというものです。
「あの島には悪霊がとりついている】額から血膿の吹き出した凄じい形相の男は、そう呟いて息絶えた。尋ね人の仕事で岡山へ来た金田一耕助-。絶海の孤島を舞台に妖美な世界を構築
「鵺の鳴く夜は恐ろしい」で有名。
いわゆる「岡山物」の最後の作品。
登場人物の心理状態の変化に注目して読むと面白い。







