迷宮の扉 (角川文庫 緑 304-80)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 110
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304808

感想・レビュー・書評

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  • 中盤までページを繰るのがもどかしいほどの盛り上がりを見せ「なんでこんな面白い作品が知名度なく埋もれているんだろう?」と思ったところにあのあんまりなトリックである。
    ズコーとずっこけた。最後もぶつ切り状態みたいな余韻のない終わり方。途中までは名作だと思ったのに…。
    ちなみにタイトルに他二篇とあるが、ショートショート並みに短い。

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387155923.html)
    (収録作品)迷宮の扉/片耳の男/動かぬ時計

  • ラストが、なあ......

  • 師匠である江戸川乱歩は、プロットを完成させないまま作品を書き出したものの、トリックが思いつかず、「申し訳ありませんでした」と詫び状を添えて連載を途中で投げたことがある。

    それをしなかっただけ、マシと思うべきであろう。それぐらいの優しさが、時には必要だと思うぞ。

  • 横溝正史作品には、個性的で魅力的な名前の人物がしばしば登場する。

    青沼静馬、降矢木一馬、東海林日奈児、東海林月奈児…

    きっと、こうした古めかしくて洒落たネーミングも、私が横溝正史を好きな理由の一つなのだろうと思うのです。

    表題作『迷宮の扉』は東海林竜太郎の遺産を巡る殺人劇を描いたもので、登場人物に複雑に絡む近親憎悪の念以外には、取り立てて目新しいモノもなければ、いたってオーソドックスな事件かもしれない。

    しかし人物のネーミングも手伝ってか、憎悪や野心といったものが益々おどろおどろしいものに感じるのです。

  • 金田一耕助

  • この本は金田一耕助シリーズのミステリー小説で、金田一耕助が登場する小説を初めて読んだ。感想としては、屋敷の中で起きた殺人事件を解決していく話で、金田一といえば子供のころによくみた金田一少年シリーズと金田一耕助が関係ある人物なので自分の中で連想させながら読むことがとても楽しく、次第に物語に夢中になって読むことができた。内容もとても良く、これからも金田一耕助シリーズを読んでいきたいと思えるような本でした。

  • 『迷宮の扉』 金田一耕助シリーズ
     誕生日に訪れる謎の使者が殺害された。偶然居合わせた金田一耕助。謎の少年・日奈児と双子の月奈児、二人を育てる元夫婦の憎悪。
    シャム双子の謎。

    『片耳の男』

    『動かぬ時計』

    2009年2月7日購入

    2009年2月8日読了

    2009年11月7日再読

  • 三浦半島一周中、嵐に遭った金田一耕助は、竜神館という屋敷に避難した。その直後銃声とともに一人の男が倒れこんできた。彼は屋敷の主東海林日奈児少年の誕生日に毎年現われる男だった!(山村正夫)

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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