にぎやかな未来 (角川文庫)

  • 531人登録
  • 3.45評価
    • (25)
    • (48)
    • (137)
    • (3)
    • (0)
  • 44レビュー
著者 : 筒井康隆
  • 角川書店 (1972年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041305034

にぎやかな未来 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 41篇のショートショート。角川は表題作を最後に配するようだ。印象的だったのは、他人との時間の流れが変わり、限りなく停止に近い世界を生きる孤独を描いた世界観。そして、最後には主人公の慢心から避け得ない死を描いた「お助け」。肉体を徐々に人工物に置き換える「疑似人間」。2015年に80歳を迎えた老人という設定に、著者の生年を重ねてニヤリ。

  • 筒井康隆の初期短編集 解説は星新一。切れ味の鋭さはさすがなもの。筒井らしい、残酷さやはちゃめちゃささも出ている。

  • 再読。今まで何回読んだことか。筒井康隆、初期のショートショート。デビュー作「お助け」やあの断筆騒動の「無人警察」も入ってる。表題作「にぎやかな未来」なんか、まさしく今現代だよな。ネットなんか広告三昧だもんな。その分無料で音楽とか動画が見れるんだから。ほんと、筒井康隆は先見の明があるというか、天才だ。解説は星新一という豪華さ。

  • 一話を使って社会風刺を匂わせるスタイルの多いショートショート集。
    星新一は人間の愚かさに対して起承転結を意識したスタイルで警鐘をならすことが多かったのに対し、こちらはあくまで愚かさを指し、ナンセンスな形の笑いに転化することが多いという印象を受けた。

  • 中学時代に買った、人生初の文庫本。ドラえもん好きとしては完全なるタイトル買いです。
    さらっと読めて切れ味抜群のショートショートが山ほど収録されていて、夢中になって読んだのを今でも良く覚えています。
    斬新なアイディアが惜しげもなく遣われていて、数ページのために使うのがもったいなく思えるくらい。
    ちょっと怖いもの、思わず突っ込みたくなってしまうもの、少ししんみりしてしまうもの色々な作風が楽しめるのも素晴らしい。

    特に好きな作品は表題作の「にぎやかな未来」と、江戸川乱歩が絶賛したという「お助け」です。
    「にぎやかな未来」はオチが本当に気持ちよく落ちていて気持ちいいです。見事に未来を予見していて、最近YouTubeを見るとこの作品を思い出します。
    「お助け」は読み終わると、うわっ・・・となること間違いなし。後味を楽しむ作品です。

  • 短篇集(ショートショート)。

    短編集(ショートショート)って、あまりすきじゃないのかもしれません。

  • 安定の筒井康隆。手元にあるのは角川の二十八版。
    次のページに描かれているであろう数行の「結末」はいつも恐ろしく、また胸の高鳴るものばかり。
    宇宙や未来についての内容が多いのは彼らしいけれど、この本はさらにその短さがギュッと濃厚で、たまらない。

    あっという間に読み終えて解説に差し掛かった瞬間あれ?と。何だか異様に納得&気持ちの良い解説。これもまた、次のページ、最後の二行を読んであ!と。星新一だった。

    何もかも最高の一冊。

  • 中学生の頃よみました。かなり昔です。
    私のような方、他にいると思うのですが、
    星新一か、筒井康隆の作品か混同してました。
    あと、筒井先生の話と、料理本が印刷ミスで、ごっちゃになり、
    一つの話になってしまいました。‥って内容がずっと気になってましたが、これも物語の一つなんですよね。(亭主調理法)
    手元になくて残念、読み返したいです。

  • 私の人生で初めて読んだSF小説。確か小学4年生ぐらいだったかな。本とかほとんど読まない子供だったんですが、あるとき父の書斎に角川文庫100選があって、”にぎやかな”+”未来”というタイトルに惹かれてつい手にした。超短編集なのと自分が空想少年だったこともあって、ブラックな空想世界にすっかり引き込まれました(笑)

全44件中 1 - 10件を表示

にぎやかな未来 (角川文庫)のその他の作品

筒井康隆の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
安部 公房
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

にぎやかな未来 (角川文庫)に関連する談話室の質問

にぎやかな未来 (角川文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする