軍師竹中半兵衛 (角川文庫)

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著者 : 笹沢左保
  • 角川書店 (1988年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041306468

軍師竹中半兵衛 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 竹中半兵衛重治。恐るべき男よ、と秀吉は言った。まるで当人みたいに信長というものをよく知っている。もし半兵衛を敵に回したら、これ以上恐ろしい人間はいなかった。立身出世を望まず、権勢といったものに関心を示さない。荒馬を乗りこなすのが楽しいだけで、馬を飼うのは性に合わぬと、半兵衛はいう。天下を治めるは馬を飼うことに似ている。信長、秀吉という荒馬を自在に乗りこなし、戦国を駆けぬけた一世の軍師、36年の生涯を描く大河小説。

  • 未読

  • お市と一刀斎のくだりは疑問でしたが物語の中の秀吉が一般的なイメージとは違っていたので興味がわきました。とても面白かったです。

  • さすが日本の諸葛亮孔明を呼ばれる人物.この人に出世欲があったら,織田信長をも凌ぐ影響力があったのではないかと思わずにはいられない.

  • 初めて読む竹中半兵衛の小説でした。
    某所で竹中半兵衛のオススメ小説を検索したらこの本がおすすめされてました。
    絶版ということで中古で手に入れましたが、今年8月新装版で出るそうですね。

    無欲であるが、信念をもち、真っ直ぐに生きる半兵衛さんがかっこいいです。
    お市の方との恋心も描かれています。
    こういう史実にないようなことが書かれていると批判される方もいますが、
    あくまで小説なのでいいのではないかと私は思います。

    総じて面白かったです。最後の章はどうしても辛いのがわかっているので、読みたくなくて読了まで時間がかかってしまいましたが、分厚くても一気に読めました! 
    他の半兵衛さんの小説も読んでみたいと思います。

  • 竹中半兵衛といえば、短い人生(36歳)で、稲葉山城の乗っ取り、秀吉の軍師としての活躍、そして晩年の松寿丸(黒田長政)の助命というのが印象に残っていますが、それらについて、よく描かれています。

    半兵衛は秀吉の軍師ではありますが、生涯を織田信長の寄人として過ごしたというのは知りませんでした。なので、秀吉とのかかわりだけでなく、信長との関わりもちょっと出てきます。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_f467.html

  • 採った中では最も長編なる重治像。著者名に惑わされてか、文芸色も最も色濃く映った。本文より先に一読した解説に「半兵衛のお市への想い」について触れられてあった為、「ここまでもが『お市さま……』か」と面白くない気分に先ず駆られたのだが、繙けばそれは、永遠の理想像として互いの心を暖め眼に見えないかたちで支え続ける類の「想い」であって、存在により作品のメインテーマが逸れることは一度も無かった。
    作中では、羽柴秀吉と蜂須賀正勝の手柄として伝わることの多い墨俣築城の成功や、織田信長の考案とされている長篠合戦での鉄砲三段攻撃まで実は半兵衛が発案に因るものとされるなど、大軍師殿を持ち上げること限りない。一方で、当初「師」と仰いで半兵衛を迎えた秀吉の、己が功名と共に高じてゆく人間不信の様も、その矛先となった半兵衛の心情を軸として丁寧に描かれている。
    読み進めるうちに、果たして秀吉というのは “人たらし” に於いては天下一品、誰をも魅了せずにおかない不思議な芸当を身につけて居たが、さて “人遣い” となると、巧妙だったとは一概に言えないな……と感じる。いつだったか私は「(人材を)遣うのは君主であって家臣ではない」と記したことがあるが、それも軽率な物言いだったように思われる。秀吉―半兵衛―官兵衛を観る限りは、巧く遣って居た、或いは巧く立ち回って居たのは、どうやら軍師陣のように映るのだ。
    戦国史に興味を抱き始めた頃 “豊臣秀吉" は寧ろ好きな大名だったが、半兵衛(と官兵衛)を追ううちに、その像が徐々に別の輪郭為すのを感じて居る。

    余談になるが、半兵衛唯一の側近として登場した “赤丸" という男の一粒種が、他家へ養子に出た末 “剣豪:伊藤一刀斎" へと長じた、という大胆な設定には意表を衝かれた。「まさか!」と早速NETに当たってみたが、彼の剣豪にそのような資料は見出せない。『木枯らし紋次郎』シリーズを著した筆者ならではの発想という処か。もしも実話だったのなら、養子斡旋元が半兵衛だっただけにとても興味深いのだけれど、この話はそれきりで終わっている。単なる挿話として挟むには何やら手が込んでいるから、当初はもっと踏み込むつもりが端折られたのか、それともこれを下敷きにまた別の物語が存在するのか――。

  • オリジナルの要素があまりに強い。
    で、その部分(特に女性関係)が自分には合わなかった。
    浅井の影が薄いなと思ったが、同時期に浅井の本を書いていたとのことで納得。
    後半、秀吉に失望するというのは面白い。
    うーん、もう一度読みたいとは思わないな。

    自分の覚え間違いかとも思ったけど、結構漢字の読み間違いや誤字が多い気がする。

  • 初期の豊臣秀吉を支えた軍師・竹中半兵衛重治を描いた時代小説。
    彼は何を感じ、どのように構想し、物事を定めているのだろうか。飄々としているが己の野心がある、笹沢さんの半兵衛にミステリアスな魅力を感じた。

    後半の展開が笹沢さんっぽさなのだろうか。ためしに現代ものを1冊購入してみたが、共通していたのはこう…後半がいつのまにか滑空しているという印象。(2012/2追記)

    【感じたこと】彼が作中で度々用いる言葉、“生きる張り”という単語を胸に残しておきたい。

  • 予備知識がなくても楽に読めました。ただ登場人物はその分多いです

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