大義の末 (角川文庫 緑 310-8)

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著者 : 城山三郎
  • KADOKAWA (1975年8月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041310083

大義の末 (角川文庫 緑 310-8)の感想・レビュー・書評

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  • 読むのがとても辛いというかきついというか
    たぶん今もタブー視され続けている天皇の存在。
    今でこそ天皇陛下、皇太子さまと呼ばれているけど
    終戦直後のそんな存在って一般市民からしたら
    ずーっと神聖なものだったのに
    日本が負けたと同時に白い目で見てたんじゃないかなと。
    美談とかお涙頂戴は一切なし!
    たぶんこれが1番リアルな世の中の動きだったんじゃないのか、と私は思う。
    終戦までの大ベストセラーになった
    陸軍中佐、杉本五郎著者の「大義」
    その大義を読み感動し
    なんて素晴らしい!これこそ生き様だ!
    と胸に秘めて
    終戦末期の戦場へ向かう主人公の少年、柿見。
    友人種村の死、上官というか学校の先生達の無駄な暴力
    そして各自それぞれに渡された
    天皇の菊の紋がついた銃。
    大義こそ全て!と思っていたのに、いざ終戦。
    今までの大義って一体なんだったのか!っていうのと
    天皇って自分にとってどんな存在なのか?というのを
    ずーっと考えては苦しんで最後には精神的な玉砕。
    もう一個の短編「軍艦旗はためく丘」には
    もっと年齢が若くみんなほぼ14歳。
    これもまた読むのが辛かった。

  • 昭和・平成の天皇はこの一冊を読んだろうか。皇太子はどうだろう?
    天ちゃん、お袋、セガレはどう感じたろうか。座右の銘を「寄らば大樹の陰」と言ってはばからない団塊世代の私でさえチクリと刺さるものがあった。しかし、これからも「長いものには巻かれろ」で余命を生きるしかない。企業戦士と言われた私らは今更ルート変更儘ならず

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