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みんなの感想・レビュー・書評
結婚について色々いわれているけれど、このエッセイを読むと、憧れます。
雑誌で結婚とかおひとりさま特集とかするよりも、こういった読み物を世の中に広めていけば、イイ気がする。今は、ただでさえ「絆」とか「家族」がスローガンになっているご時世ですし。
男性、あと銀婚式を迎えるくらいの夫婦、などにも読んでほしい。
小川洋子さん推薦の「読んだら結婚したくなる」エッセイ。
これを老老介護の記録ととるか、夫婦の愛情生活の記録ととるか。きっと心に残るは、後者のほうであろうと思う。
結婚したなら、こんな夫婦になりたい、理想家だとは言われても、結婚の理由がお二人のようなものであれば、と思った。
「いっそ、結婚しよう。そのほうが、おしゃべりしやすい」
ええなあ。あこがれるわ。。
ちょっと読んだだけで、著者の賢さが伝わってくる。
思うこと、感じることをこんなふうに表現できたらどんなにいいだろう。
語彙の豊かさにも驚かされる。
執筆に講演に取材にと多忙な日々を送りながら、アシスタントや家政婦さん介護人の派遣をフル活用して、年老いた母親と病を負った良人とともに暮らす日々を日記として綴ったもの。近しい人を病で亡くした体験のある人は、必読です。思い出して涙が出そうになりながら、田辺さんの言葉に救われたり、こういう風に思うのは自分だけではないんだと思ったり。とてもいい本でした。
TVで何年一緒に暮らしていても、毎日しゃべることに尽きなかったとおっしゃっていたのを思い出した。話すために夜更かしすることもあると。江藤淳さんの「妻と私」を読んだときも思ったけれど、仲のいい夫婦というのは、笑いやささいなこと、二人だけの決まりごとや思い出を大切にするものだなあと思った。そして、作者の多忙ぶりにも驚かされた。講演に執筆、対談、お見舞いなど大忙しだ。私は作者の半分ぐらいの年齢だがとてもつとまりそうにない。やりたいことを思い切りやって、笑って、飲む。大切なものは大切にする。そういう姿勢を見習いたい。
たいへん良かった。田辺聖子とおっちゃんとの最後の日々。今まで見えなかった田辺聖子の人格などもうかがい知れる作品。







