- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041315071
感想・レビュー・書評
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2017/11/27-12/05
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タイトルは有名だけどいままで読んでいませんでした。
やはりこのタイトルの「本」というのが最大の矛盾であり、笑どころなんだろうけど。 -
故・寺山修司さんのエッセイ。ふっと書店で目についたので。
社会とかレールとか、決まりごととか平凡さとか、そういうものには唾を吐きかけて、奔放に生きよう……という本。ボロアパートに住んで高級車に乗ったっていいじゃないか、都会的で軟派なプレイボーイになるマニュアルを読むくらいなら、ステテコをはいて田舎弁丸出しのほうがいい、政府のつごうのいいお題目に流されるな、そういうアレコレです。つまらないレールに乗るな、アウトサイダーであれ……というようなことだと思います。
紹介に「天才アジテーターによる100%クールな挑発の書」と書いてあるんですけども、どこがクールだったのかは、いまいち分かりませんでした。もしかして男の子にしか分からない世界?
そもそも私の場合は、世代的にというか性格的にというか、レールの上を大きく踏み外さないで、人の中で浮き過ぎないように周りに合わせて生きることの難しさのほうが、どちらかというと身に沁みているので、あまり共感できるような箇所も多くはなかったのですが、そこはまあ、性別の違いもあるし、それに1935年生まれの、いまとは違う時代を生きた方の主張を、いまの価値観で図れば、違和感があって当然なのかなという気はします。
さておき、賭博と酒と音楽が好きで、戦前生まれで不道徳で天才だったオジサンという、自分とまるでかけ離れた価値観の人の話を読むのは、やはり興味深くもありました。 -
鈴木成一デザイン室なのに、中身と表紙が合ってませんよね。
物凄く乙女趣味なデザインなのに、中身は物凄く厳つい。
競馬とかストリッパーとか自殺とか…。
大半競馬とか馬の話でしたので、私は余り興味が持てず。
我先にと電車の座席を争うオッサンのこめかみにぶつけてやりたくなったよ。