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- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041323205
作品紹介・あらすじ
もはや将軍一個の力でおさえることができないほど強大になった守護大名の力、足利義政は迫り来る戦乱の予感になんら力を発揮できず憂悶した。西郷隆盛一筋に生きた「人斬り半次郎」こと桐野利秋は、フランス香水をその身にふりかけ、突撃してくる官軍の中へ斬り込んだ。火付盗賊改の猛士・徳山五兵衛は、持て余した欲望のはけ口を夜毎描く秘画に求めた。抗しえないものと直面する武人たち、その貌が著者独自の人間解釈の妙によって浮き彫りになる。直木賞受賞直前の力作6編をおさめた珠玉短編集。
感想・レビュー・書評
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応仁の乱について興味を持ったので読んでみた。足利義政視点の物語。同じ時期に永井路子氏の「銀の館」も読んだ。こちらは日野富子視点。話の雰囲気としては、池波氏の「応仁の乱」の方が好きかな。
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6話の短編集。乃木大将の日露戦争の旅順戦をテーマにした「将軍」を読みたくて購入したものだったりします。進んで弾に当たりに行く風で周りの(主に津野田さんの)乃木大将の慕い方にホロリときます。子供を想う親の顔がチラッとのぞいたりと優しい感じです。
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初版本
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