古代天皇の秘密 (角川文庫 緑 338-74 神津恭介シリーズ)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 123
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338742

作品紹介・あらすじ

あの名探偵・神津恭介がバイクにはねられ、重傷を負って入院した。だが、思いのほか回復が早い。病床を見舞ったよきパートナー松下研三は、療養中の恭介の退屈しのぎに、ひとつの提案をした。「成吉思汗の秘密」「邪馬台国の秘密」に続き、もう一度ベッドディテクティブを試みてはどうかというのだ。日本古代史の大きな謎、神武天皇は実在したか、ヤマト朝廷の統一は何を意味しているのか…。厚いベールに閉ざされた日本の成立を推理しようというものだ。恭介の名推理は、果して歴史の闇に光を当てることが出来るだろうか!推理界の巨人が放つ本格歴史ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 神津恭介の歴史モノの3作目。これ以外は読んでないので知らん間に『成吉思汗~』から20年ぐらい経ってたみたいで恭介は六十代でした。この3作しか読んでないので大麻鎮子が事故死したと知りショックでした。そういえば『邪馬台国~』に鎮子は登場してなかったので、その頃には既に亡くなってたんでしょうかねぇ? 内容は今回も面倒臭かったですが、なるほどと感じる所が多かったです。ただ、自分には古代史の知識が無いので古い地名と伝説に添ってつけられた地名の違いが分からないので都合の良い様に誘導された気はしてます。

  • 参考にはなるが、面白部分とそうでない部分。興味を引かれる部分と読みにくい部分がある小説。

  • 高木彬光のベッドデティクティブ3部作の完結編?
    というか何がどう完結したのかはわからなかった・・・
    不勉強なもので。先の2作もよんだの大分前でしたし。
    地図や家系図的なもの表など分かりやすく(というか、分からない人にはなお一層わからないのですが)ところどころ挿入されています。
    せめて、物部と蘇我の確執のあたりからなら理解の範囲内だったかもしれませんがほとんど神話の世界。

  • 神津恭介
    歴史推理

  • 交通事故で入院した神津恭介が推理する古代天皇の秘密。

     2009年5月9日初読

  • とても興味深い。
    高木氏の論理は、素直に納得してしまう。

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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