ビギナーズ 日本の思想 道元「典座教訓」 禅の食事と心 (角川ソフィア文庫 G 1-5 ビギナーズ日本の思想)
- 角川学芸出版 (2009年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041354124
作品紹介・あらすじ
食と仏道を同じレベルで語った『典座教訓』を、建長寺をはじめ、長く禅寺の典座(てんぞ/禅寺の食事係)を勤めた訳者自らの体験をもとに読み解く。禅の精神を日常の言葉で語り、禅の核心に迫る名著に肉迫。
感想・レビュー・書評
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食材、調理、道具の取り扱いに、丁寧に向かい合ってみようとと思った。
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日常で悟るためのヒント。
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ビギナーズならもっと道元や典座の生活について説明があっていい。
典座教訓の訳も、もっときちんとすべきだ。口調を柔らかくしてあるのはいいが、きちんと原文と対照できない。
作者は次のような人らしい。
ウィキペディア(Wikipedia)』
藤井 宗哲(ふじい そうてつ、1941年(昭和16年) - 2006年(平成18年))は、日本の料理研究家、演芸評論家、臨済宗僧侶。
大阪生まれ。仏教大学中退。埼玉県平林寺僧堂、和歌山県興国寺、神奈川県建長寺で修行し、典座(台所役)を務める。角川書店で『三遊亭円朝全集』の編纂に携わる。鎌倉の不識庵で、精進料理塾「禅味会」を主宰した。妻は藤井まり。 -
料理の心得のバイブル。
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道元は日常行為の作法にうるさい、と聞いてきたような気がするが、そうやって生きることの細部を大切にせよ、という教えだな。
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老心を養い周りの全てを慈しむこと。
春夏秋冬の廻りくることを喜び、生かされていることに感謝すること。
喜心
老心
大心
典座教訓は食の教えを説いたもの、けれど人生の全てに通ずる教え。
私もこの三心を忘れず、尽きることのない煩悩と共に生きてゆきたいと思う。