野獣死すべし (角川文庫 緑 362-24)

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著者 : 大薮春彦
  • KADOKAWA (1979年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041362242

野獣死すべし (角川文庫 緑 362-24)の感想・レビュー・書評

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  • 半分ほど読み返したところ。

    初めて読んだのは中学生の頃だったなぁ。

    今読むと、没入と引きで赤面している2人の自分がいるよ(笑)


    大藪春彦は昭和の男の子が一度はかかる病気。


    あんだけ閉塞感があったのに

    今では

    若けぇもんに

    「正社員になるのが夢!」

    なんてことを必死こいて刷り込ませようとしている

    おじさん達になっちまったんだネ (#^.^#)
     

  • 大藪春彦のデビュー作にして出世作。伊達邦彦シリーズなのかな?バイオレンスな詩のような短篇と、小説然とした「復讐編」の2作。個人的には中学1~2年の時に、図書館の文庫本をかたっぱしから読んでいて見つけて衝撃を受けた1冊でも有る。

    ハードボイルド小説ではあるが、読むポイントは銃器や武器の描写の巧みさと、金融や会社経営(乗っ取り)に関する緻密なストーリーテリングで、この全く相反するような2点が無理なく書かれているところであろう。

    また、主人公が「金狼」とは異なった、ダーティーヒーローであるところも魅力。大きなストーリー展開はシンプルなので、非常に読みやすくオススメである。

    ただ、朝から「ぶ厚いポークステーキをビールで流し込んだ」り、「ゆでたまご10個をビールで流し込んだ」りするのは、作品的にはくすっと来てしまう。山下洋輔のエッセイでもパロディが何度も書かれているので、その影響も有るかもしれない。

  • 完璧な男、伊達邦彦は犯罪者なのに、なぜかカッコ良くスタイリッシュに見えてきてしまう。
    (こういうので現実錯誤する人はどうしようもないが…)大仰な言い回しやこれでもかの意表を付く比喩表現が、良い意味で大時代的。

    次々に完遂する完全犯罪と、狙った獲物は逃さないだけの自信が眩しい程。
    ただ、誰もが目を引く美貌だったら、それこそ印象的過ぎて、記憶に残りそうなもんだが、そこは物語なので目を瞑るか。

  • 大げさな形容詞。

    とんがった文章。

    どれをとってもアツい、ムサい、オトコクサイ!

  • 完全犯罪に賭ける男の暗い情念と飢餓感、二重生活ぶり、目的と行動の一致する生きざまが面白い。

  • 文庫版初版発行昭和54年6月、んでこの版が平成12年4月の36版、やっと見つけた。本来なら光文社文庫の、伊達邦彦全集が見つかるのが望ましいのだが仕方ない。だって高いしね。ま、追々探しましょ。さて、重い腰を上げて、読み出し、四日架けて読み終えた。で、感想。伊達邦彦の初登場という事もあってか、ちと荒唐無稽かな、という面が多いんじゃない?と思える面が多々あった感じが否めないというのは現代に読むからだろうか。上梓されて世に出た頃の視点で読んでいたらどうだったかな。この作品を読むには一寸遠回りし過ぎたかも知れないな。さぁ、急いで第2巻に取り掛からなければ!

  • 行間を埋め尽くす硬質な文体。ぎっしりと詰まった文章から流れるリズムは軽やかであり、鮮明な映像を脳内に送りつけ刻み付けてくる。大藪春彦の描くヒーローたちは、青春の鬱屈を解放してくれる不思議な清涼感を持っていると思う。男の子なら一度は読んでおきたい一冊。

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