新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像 (角川文庫 も 3-11)

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  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041365656

作品紹介・あらすじ

日本陸軍が生んだ”悪魔の部隊”とは? 世界で最大規模の細菌戦部隊は、日本全国の優秀な医師や科学者を集め、三千人余の捕虜を対象に非人道的な実験を行った。歴史の空白を埋める、その恐るべき実像!

感想・レビュー・書評

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  • ぼくはどうしてわざわざ自分の時間を使って、こういう読んで楽しくない本を読むのだろう。731とか南京虐殺は捏造だとか、大東亜戦争は正しかったのだとかいう本を読んでいたほうがずっと楽しいのではないかと思うこともある。

    ひと一人の力なんか微々たるもので、ぼくがいくら本を読んだところで、もしこの国が戦争を始めようと言い出したら止められないだろう。もし世界が傾きだしたとしたら、みんなで力を合わせればなんとかなる、とも思っていない。
    ただひとつ、確実に選べる未来があるとしたら、おれはあっち側じゃなかった。断じてそうではなかったんだ、と言い張って(誰も聞いていないとしても)死ぬことだな。たぶん、それだったら選べる。

  • 細菌兵器の研究開発のため人体実験を繰り返したと言われる731部隊の全容がまとめられている。戦争の足音が近づきつつある今日こそ読んでおいた方がいいかもしれない本。小説的な表現があるためやたらと映像的で生々しく、戦時中の異常さが疑似体験できた。

    マップや写真などが豊富で、内容も興味深いため、想像の中でホルマリン液や消毒液にまじる寒天の腐臭にまみれながら、ロ棟を連れ回されたような気分だ。

    予想以上に闇が深い。人間こんなにも共感性を失えるものかと思う。でも、残念ながら、731部隊はよだれをたらした頭のおかしいサディスト集団ではなかった。実験体が人間でさえなければ、有能な研究者や技術者たちが立ち働く活気のある職場だ。そう、まるでプロジェクトX。あのノリと使命感で、正気のまま、平気で人間を解体するところに本当の闇がある。

    合理的に運営されている清潔な最先端研究施設で、人間が人間に「丸太」と名付けて番号管理、毎日2〜3人をシステマティックに生体解剖し、細菌入り饅頭を与えて観察し、死体の山を築きつつ確実に研究成果をあげる。それと同時にテニスや盆踊りで福利厚生を享受し、同僚の戦死に心から手を合わせる。

    こんなもの全員イカれた悪魔のサイコパスだろうと思いたくなるが、そうではない。訓練され慣れてしまった普通の人たちだ。アイヒマンも731部隊員も、我々と同じ勤勉な働き者だったところに戦争の禍々しさがある。しかも、研究成果は戦後もアメリカや日本で活用されているという。

    今でも「死刑囚は生体実験に回せ」だのいう言葉がネットに書き込まれており、死刑囚自身の残虐性により特に問題視されてはいないが、731部隊の理屈がまさにこれだったのを考えると、非常に憂鬱になる。誰かを非人間化することに麻痺するのはとても危険だ。その先には731部隊の犯罪が待っているのではないか。

    戦時下においては、我々全員が非人間化される。つまり焼いても殺してもいい「マルタ」として互いに殺し合うよう上から命ぜられる。そうでなければ人は人を殺せず、人が死ななければ戦争も成り立たない。その意味で、戦争自体もともと人道に反する犯罪だ。

    また、本物の戦時下になくとも、誰かを非人間化して攻撃している時点で、一種のバーチャルな戦争に参加し、自分をも非人間化していると言える。つまり「ひとでなし」に。もちろん、ひとでなしは人間じゃないのでマルタという消耗品だ。

    命ぜられたターゲットに群がって憎悪を焚きつけるという意味で、SNSの炎上は戦争のイメトレとしてもってこいだろう。国民の番号管理という非人間化もすでに始まっている。あとは敵の設定と味方の犠牲という付け火があれば、あっという間に恐怖と怒りの火は燃え広がる。731部隊は忘れたらそれで終わる例外ではない。日常から続く道の先にある。

  • 某少年マンガの登場人物の名前が丸太と付けられて問題になった、というのがきっかけで731部隊に興味が湧いた。
    個人的にはキャラクターの名称変更に賛成。偶然同じ名前だったとしたは丁重に避けるべき具体例だったと思う。

    衝撃的な内容だった。国家権力が信じられない。
    戦時体制となるかならないかは置いておいて、国のためという思想統制が暴力を伴って行われたら、私はどう動くんだろう…

  • ここに書かれてあることを客観的に裏付ける証拠は何もありません。731部隊の研究記録はアメリカが押収しましたが、2005年に公開しました。中身は日本政府が従来述べていたように、通常の防疫の研究に過ぎなかったことがわかりました。
    著者は著名な作家・森村誠一ということですが、実際に書いたのは下里正樹という日本共産党の人間で、慰安婦問題における吉田清治のような人物です。
    本書のインチキは多くの歴史家によって暴かれており、Wikipediaにざっと目を通すだけでも分かるはずです。
    発禁になったとか書いてる人もいるし・・・。この日本で本が発禁になるわけないでしょう。
    はっきり言って、とっくに嘘がバレている本書のような本に騙されてるお人好しの人がこんなにたくさんいることのほうが、本書で731部隊がやったとされていることよりよほどコワイです。

  • 信憑性が問われているらしいが…個人的には記録の全てが大袈裟な嘘であればいいと思う。細菌で、角材で、毒ガスで、凍傷で、爆弾で、焼夷砲で、真空で、銃弾で…2日に三体、人がマルタと称され尊厳を剥奪されて人体実験の上で殺されていた記録。731部隊による、ナチスと変わらない残虐な所業。

    戦争というのは本当に集団狂気なのだな…

  • 抑止力としての事実録。著者が小説ではないといってる以上、小説ではないだろう。嘘っぱちだとたたかれてるようだが、作品中に作者のコメントが入る本は、筆者が真剣に書いた、その熱意が溢れ出てしまってると個人的には感じる。100%事実ではないだろう。実際はこんな非道なことはなかったのかもしれない。しかし、海外では犠牲者数が3000ではなく15000と記録されているため、この本の記述を超える真実もあり得るのだろうと思うと、やはり読んでよかった。

  • 本当にあったことなのか?
    と思うほど現実離れしていて、実感が湧かない。ただ知らないよりは、知るべき内容だと思う。

  • 信じがたい人体実験の数々に改めて戦争の恐ろしさを感じました。戦争と聞くと何となく日本は被害者側のように今まで感じていたけど、決してそんなことはなくどちらも加害者であり被害者であるんだ、と思わされました。

  • 2010年4月

  • わたしが中学生の頃 赤旗に連載された読み物ですが、どこまでが事実で、どこからが間違い(Fiction)なのか色々議論のある作品である。森村誠一の取材協力者は「赤旗」の記者だったそうだ。731部隊に関係しない写真が含まれていたことが後に判明したらしい。
    九州帝国大学の米軍捕虜生体実験(「海と毒薬」のモデル」となった) と並び日本軍による加害事件として記憶にとどめるべきと私は思っている。しかし米軍が731部隊の生物兵器データ提供の見返りに731部隊員を免責したのが事実なのか否かは私の思い込みか否か再検証してみようと思った。

  • 「われわれが『悪魔の飽食』を二度と繰り返さないためにも、民主主義を脅かす恐れのあるものは、どんなささやかな気配といえども見逃してはならない」(P301)


     中立的な歴史、客観的な歴史、公正で公平な歴史などというものは、この世に存在しない。なぜなら歴史(hi“story”)は「物語られるもの」であり、語りという行為に主観を入れずに済ますことなど不可能だから。これは私一個人の意見ではなく、もはや手垢のついた言説であると言ってよい。
     この著書を完成させた著者陣の根気と執念は尊敬に値する。このように“上から目線”で評価すること自体が烏滸がましいと感じるほどだ。ただ惜しむらくは、書き手自身がこの本を「事実の記録」だと認識していて、「主観のモンタージュ」であることに自覚的でないということだ。

     本書は、元隊員らの証言を著者陣が再構成して出力したものである。証言も主観なら再構成も主観であり、主観に主観を重ねた「主観のモンタージュ」が、本書の本質であると言ってよい。ここには、元隊員らが事実を「語ったもの」を、更に著者が「語る」という、二重の語りの構造があるのだ。というか、ルポルタージュ(記録“文学”という邦訳の与えられる一ジャンルである)は基本的に、この二重の語りの構造を逃れられない(私が知る限りでこの二重構造を最も薄めたものは『SHOAH』であるが、従来の戦争映画を脱構築するという作り手の「意図」を載せた映画であることもまた間違いない。「薄めた」であって「逃れた」ではないのだ)。
     そういう意味で本書は、著者の反戦思想を載せた「記録“文学”」である。読み終わる頃には性善説を信じる気にはなれなくなり、人間の正義や道徳などかくも儚いものであるかと思い知ることになる。それが悪いことだと言うつもりはない。それがこの本の役割なのだからそれで良いのだ。
     私のような戦争を知らぬ人間に、それがいかに愚かでいかに恐ろしいものなのかを叩き込む。そのために書かれた本であることは、著者自らが述べている通りだ。中途で著者が登場して自分の意図を述べ、あるいは証言が小説調で語られる。読み手の「感情」に訴えかける表現が随所に登場するのだ。単なる事実の羅列では、こんな効果は得られない。もし本書が、単純に731部隊で起きたことをまとめた年表でしかなかったら、本書から得られる感情はひどく薄っぺらいものになっただろう。
     この本が「主観のモンタージュ」だからこそ、読み手は心を動かされるのだ。

     ただ、著者が最後の最後でこれを「事実の記録」と述べてしまっているところに、若干の危うさを感じもする。
     731部隊のことを語るインターネット上の言説は、大抵感情的だ。存在したかしなかったか、という根本的なところで言い争う姿も見られる。その姿を否定するつもりはない。前述の通り、歴史は「物語」であり、主観なき物語・感情なき物語など存在しないのだから。歴史をめぐる論争は、極論主観と主観の戦いだ。……というのは、いささか極論すぎるかもしれないが。
     ただ、自分が感情的であることを自覚せずに「自分は客観的である」と主張する人間は、間違いなく胡散臭く見えてしまう。それだけで、その人物の言葉の説得力は失われてしまうだろう。要するに、そういうことだ。

  • 新型コロナウイルスを中国による生物兵器と考える人たちがいるとのニュースを見て、戦時中日本の関東軍による大陸での細菌兵器研究で現地人や捕虜を「丸太」と呼んで非人道的な生体実験を繰り返したとされる731部隊を思い出したので読んだドキュメンタリー。

    この本に書かれたとおりだとしたら、千葉の豪農出身でお金と女にダラしない石井四郎という人間に権力を与えてしまったことが悲劇の中核の1つのように思った。ただでさえ暴走していた関東軍だし、絶大な権力を持つ組織のトップにモラルがなければ反対した人間はそれこそ実験台にされて酷い殺され方をしそう。

    古い本だし、ここに書かれた情報が絶対であるかはわからないことを前提としても、モラルのない人間が権力を握ることの恐ろしさと人間の尊厳とは何かということを考えさせられた。
    イエスマン以外は堂々と排除すると明言するような今の日本の政治家も恐ろしいなぁ…。

  • 世界で最大規模の細菌戦部隊(通称石井部隊)は日本全国の優秀な医師や科学者を集め、ロシア人・中国人など三千人余の捕虜を対象に、非人道的な数々の実験を行った。

  • 現代に覗いた恐るべき素顔◆特集軍事区域◆残酷オンパレード◆暗黒の小宇宙・七三一◆七三一はなぜ「悪魔」なのか◆人間への跳躍◆細菌戦のノウ・ハウ◆悪魔の姉妹・一〇〇◆飽食の日々◆日本陸軍の私生児◆仮面の"軍神"◆七三一崩壊す◆軍神は甦らせてはならない◆七三一の意味するもの

  • "第二次世界大戦の歴史に埋もれた関東軍第731部隊の実態を探った本。
    青木冨貴子さんの「731」を読んだ後にこの本を読むと、調査対象との距離感の違いが鮮明にわかる。
    青木さんは、調査対象との距離を適度に保ちながら、客観的に読者を誘う。一方本書の森村誠一さんは、自らの思いが強すぎて主観を至る所にちりばめた感がある。
    当事者が当時感じたことなのか、筆者の思想なのかがわかりにくい。巨悪な集団を告発するというスタンスで、洗脳のように筆者の感じたことが繰り返し聞かされることになる(終章で「戦争という集団狂気の中」では、俯瞰したコメントを残しているが、本編では終章のスタンスでかかれたところは少ないような気がした)。また、論理的につながらない文書もあり、本書が発行された当時もマスコミのネタとなり、いろいろなことがあったそうだ(序文から)。
    ただ、この本に書かれていることを調べ上げた森村さんの努力には本当に頭が下がる思いを持った。"

  • おおよその概要は知っていたが、あらためて読んでみた。
    凄惨。
    こんなことが、実際に行われていたかと思うと、また、それが検証されずに隠蔽されていることを考えると、肝が冷える。
    もっとも、731部隊については、大嘘であるとの批判も根強い。太平洋戦争では、日本は国土を焼かれた犠牲者であるという認識を持つ人も多いと思う。
    しかし、戦争を仕掛けたのは日本であるとの認識は、さまざまな社会的な背景はあったにせよ、きちんと理解しておいたほうが良い。同時に、731部隊という集団が実在していたことも、知っておいた方が良い。この時の知見や技術を持って、戦後、沈黙しながら権益を享受した者たちがいたことも忘れてはならないと思う。

  • 戦時中の日本軍が行った細菌実験について書かれている本。

  • 2003.11.3~ 13 読了

  • はじめに読んだときは衝撃的だったが、全部とは言わ無いまでも、朝日新聞により歪められた部分もあったはずと、今は思う。

  • 随分前に読んだ記憶があるが、再度、読むきっかけになったのは、いうまでもないが、吉村昭の「蚤と爆弾」を読んだことにある。731部隊を小説にした「蚤と爆弾」と違い、記録のために発刊している。戦争に突き進むのに、理屈や目的などない。理屈は防衛のためであり、目的のために人は人を殺めない。だが、人は、誰でも悪魔に慣れることも証明されている。石井四郎という人物の生い立ちを通して、戦争の愚かさが伝わる。

  • 事実であろうがなかろうが人間はこのくらい残酷になれるのは本当だと思います。
    モキュメンタリーだと思えば立派なホラーですね!

  • 「スゴイこと」が記されているのだと思いますが、
    読んでいてどうしても実感として掴むことができませんでした。

  • 四半世紀を経て読み返し。記憶の訂正になる

    10代と40代では受け止め方に変化あり。

    現代医学の恩恵を受けている身としては複雑な心境である。

  • 悪魔の所業がズラリと。
    人間ってここまで残酷になれるんだ。

  • これが七三一部隊の事実なのね。ただの狂人たちの人体実験というイメージだったけど、研究所や工場のような組織だったものであることがわかった。
    しかしマルタとは罪悪感を減らすための呼び名なのだろう
    死刑囚なのだからせめてお役に立て、という考えの人は、今のTwitterに多そうだと思う。
    しかし蔵書印にゾッとした。一気に身近にきた。七三一部隊の司書もいたんだろうなあ。
    マルタは毒や実験以外に、兵器のテストにも使われた。ただただ酷い。
    マスコミに対しても、風雪を流布して隠れ蓑にするほどのマル秘事項。
    うすうす感じてたけど、やっぱり近くの村に細菌ばらまいていたのね。
    対家畜防疫部隊一○○もいたとは知らなかった。
    子供の部隊はいくらなんでも非道すぎる。全然違うけど白虎隊を思い出した。子供は参加させちゃいけないよ。
    石井四郎部隊長のカリスマぶりはすごかったんだろうね。豪快で即断で冷徹?七三一部隊を守るためだとしても、卑怯すぎる。データをGHQにわたすなんて、、
    しかしここまでペストを作ったんだから細菌兵器として使われたのかと思った。間に合わなかったのね。あんなに作ったのに。結局また近くの村が被害を受けた。
    戦争という集団発狂。でも罪は罪だし、発狂するのがやむを得ないのが戦争なのだとしたら、やはり戦争は悪だ。

  • いやはや、これフィクション!?高校時に友人から借りて読了。衝撃を受けた。アウシュビッツと同様、戦争中の残虐な所業。731部隊の人体実験、100%信じちゃってました、恐ろしい。ほんとなのかとググってみたら、実は左系?で写真が殆ど捏造・謝罪→一時絶版だなんて…ではあの写真に載ってる石井中将は本物?防疫部隊(病気防止・給水班)だったようで。著者は何を持ってこの本を出したのだろう?謎…でも、実際こういう事あったのだろうと思う。各国の数々のホロコーストを見れば。。

  • この著者の本を読もうと、内容も知らずに手に取る。満州731部隊の話。凄惨な過去に読むのも辛いが、読み続けた。私は何故読むのだろう?
    悪い行いだが、時代背景を考えると、反対することが難しい世界だったのかなと思い、ただ昔そういうことがあったのだなとしか思わない。

    読むのは辛い、何故読むのだろう?知識欲かな。
    確かに著者が言うように加害の記録を綴ることは難しく、風化しやすい。

  • 日本人は原爆の被害者だから等という理由で戦争反対を唱えることが多い.けれどこういう事実もちゃんと知っておかなくてはいけないのだと改めて考えさせられた.

    *2013.8

  • 知らなかったので凄く驚きました。
    なんともいえません。

  • 戦時中の731部隊、細菌兵器の開発や人体実験を行っていた部隊の記録。
    著者の思想や虚構が多少混じっていたとしても、何とも惨たらしい記録である。
    グロ耐性のない人は読まないほうがいい。覚悟がないと読めない。
    私もさすがに途中で気持ち悪くなった。

    今の医療の発展はかつて世界中で行われていた惨たらしい人体実験を抜きにして語ることはできないし、
    多分、人類の発展においてこのような残酷なことが当たり前のように行われることは避けることができなかったと思う。
    (歴史上のどの史実を変えても、結局は似たような歴史になると思う)
    平和な日本に生きる私たちができることは、今病気になっても高度な医療が受けられるのは戦時中も含め星の数ほどの犠牲と無念の上に成り立っていること、戦争が人を狂わせ、悪魔にすることを忘れないことだと、私は思っている。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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