ドグラ・マグラ(上) (角川文庫 緑 366-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 13614
感想 : 999
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041366035

感想・レビュー・書評

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  • ずっと気になっていた三大奇書の一つ。
    著者が十何年とかけたものがこの上下巻に詰まっていると思うと、ものすごくゾクゾクする。
    途中、部分的に読み辛い箇所があってなかなか時間がかかるけど、題材が面白くて挫折することはなかった。
    時折まじるカタカナがなんとも“奇”の部分を強調しているように感じる。
    上巻終わりがけから次の巻へ引き込まれます。

  • ずっとずっと気になってて、ついに読みました。

    本文引用″われわれの精神……もしくは生命意識はドコにもない。われわれの全身の致るところにみちみちているのだ。(中略)すこぶる簡単明瞭なんだ。″(210頁)

    そうなんだよ。きっとそうだ!
    我々を生に駆り立てるのは、人間が生まれる前、太古の昔から脈々と受け継がれてきた″意志″に他ならない。
    そしてその″意志″は考えたところで理由なんてないんだよ。

    私のもやもやとした言葉で表せない気持ちは、ここにちゃんと表現されていた。

  • 下巻にまとめて

  • 序盤のワクワク感がすごい。中盤はチャカポコチャカポコ。終盤は思っていたよりまとまっていた。

  • 奇書というから、難解で人を煙に巻くような本なのかと思っていたが、そんなことはなくてすごい面白かった。読ませる文体だというのもあって、ぐいぐい読んでしまった。

    読んだら精神がやられるという触れ込みだそうだけれど、今の所問題はない。ただ朝起きてお腹が痛いと、夜中に何かしていたのではないかとちょっと不安になったりはする。

  • 下巻はもっと大人になってから読もうと思います。

    チャカポコチャカポコチャカポコ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「チャカポコチャカポコチャカポコ」
      子どもは唱えちゃダメよ。。。
      「チャカポコチャカポコチャカポコ」
      子どもは唱えちゃダメよ。。。
      2012/07/02
  • 非常に・・・興味深かったが・・・最後まで・・・時間が無く・・・読めず・・・図書館に・・・返却・・・ああ・・・もっと早く・・・高校生くらいの頃に・・・出逢っていれば・・・もっと夢中に・・・読めたかも・・・的な・・・

  • チャカポコは読み飛ばすくらいの勢いで読んだ方が挫折しない気がする

  • アンポンタン ポカンくんがかわいい 入り込むのに時間がかかりすぎた

  • 「読んだものは一度は精神に異常をきたす」と言われ、日本3大奇書の代表格ともいえるのが本書です。
    表紙の絵もちょっとキている感があります。

    これは読む人により思うことはバラバラなんじゃなんでしょうかね。
    また、この一冊にたくさんのメッセージ、謎が織り込まれていると思います。
    たとえば、私は科学哲学に興味があるので、唯物科学絶対の風潮に対抗するアンチテーゼとして、人間の心にたいしては科学はまったく無力じゃないか、というメッセージがあるな、と受け取りました。

    と、言いつつも、ロジックで考えていてもこの本は楽しめないと思います。
    この本は顕在意識と潜在意識の間くらいのところで、謎を謎のまま抱えた状態で、ムニャムニャと味わうのがよい感じだと思います。

    一見荒唐無稽の理論を振り回しているように見えて、実はなかなか説得力のある論理展開だったのも非常に興味深いです。

    ※上下巻とも同じレビューです

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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