マーマレイドの朝 (角川文庫 緑 371-5)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371053

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  • 本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎 (別冊本の雑誌 21)で目黒氏が熱くおすすめしてたので気になって、表題作のみ読了。接待で銀座のクラブにやってきた若手サラリーマンが、銀座のホステスに声をかけられ、何度か運転手をつとめたところ距離が縮まり…と◆「ヒマなお嬢さんじゃないんだもの、コーヒーや紅茶なんか、おかしくって。飲むならお酒だわ」◆「甘い気持ちで惚れると、不幸になるわよ」◆なんていう女性のセリフに時代とはすっぱなところと潔さを感じ、「なぜ岩手県なの」「いろいろあるのよ」「聞かないことにしようか」「言わないことにしておきたい」なんてやりとりのリズムよさに心地よくなる一編。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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