彼のオートバイ、彼女の島 (角川文庫 緑 371-9)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 181
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371091

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代にこの本を読んでしまったせいで、オートバイ業界へ就職。半生、いや3分の1生くらいを捧げることになってしまいました。片岡義男は短編がスラスラ読めて気持ちいいんですが、この本にはその短編のエッセンスが凝縮されている、というか、やっぱり大好きな一冊です。まっ、角川映画は全然別物でしたけど。

  • 探してやっと見つけた。
    片岡作品は匂いがある。若かりし頃に感じた匂いがそのまま思い出せる作品だ。
    当時が思い出される。
    私の経験したあの時間を思い出させてくれる。
    やっぱりいい本だ。

  • 昔、書店の文庫コーナーに行くと、真っ赤な背表紙の片岡義男の本が目立ってて、表紙の写真も格好良くて、ハマってたなぁ。今で言うジャケ買いよ、ジャケ買い。(笑)
    で、片岡さんの小説って断片的で、唐突に不幸で終わっちゃったりなんかして、唯一、通しで気持ちよく読めたのがこれ。ほんと古くさい絵に描いたような青春小説だと思う。けど、愛読書(!)映画も見たけど、これは最悪だったなー、むりやり小説をなぞろうとしてて、わざとらしかった。

  • 私の父母の育った能美島も瀬戸内海。
    もう、何年行ってないだろう...
    一度だけバイクで行ったな。

  • この小説で片岡さんとバイクの世界に入りました。ぼくの原点ですね。

著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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