螢川 (角川文庫 み 6-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 679
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041469019

感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞の中では判り易いんじゃない

  • 「流転の海」シリーズから入った自分ですが、この宮本輝さんの代表作とも言える作品(『蛍川』『泥の河』)には、その原型があるように思いました。遅くに授かった息子、舟に住む家族、糖尿病、北陸地方、自動車産業、巣から落ちた雛、などなど、キーワードを挙げたらキリが無いくらい、「流転の海」と共通する部分があります。ただ、こちらのほうが叙情的というか、風景の描写などが濃やかな印象が残りました。

  • 「泥の河」「蛍川」の二本。
    宮本輝作品は初めて読んだけどこういう作風だったんですね。薄暗い感じが好きです。

  • 100817(n 100903)

  • ・10/28 今日から読み始め.結構下ネタも出てくるな
    ・10/29 読み終えてしまった.うかつにも最後のところでちょっと涙ぐんでしまった.話しが途中で終わってしまうだけに、やはり長編を読みたくなってしまう

  • 月並みな感想だが、結びの描写に圧倒された。

  • 宮本輝はどうも苦手だが、「泥の河」は秀逸。デビュー作に勝るものは書けない、と言われることがあるが、それは決して後ろ向きの発言だけでもないと思われる。
    川蟹が夜の闇の中で、蒼白く燃え上がるシーンが印象に残る。このシーン無しには、「泥の河」は成立しない。

  • 「泥の川は今まで感じたことのない、心が締め付けられるような感覚でした。蛍川は薄ら暗い感じがなんともいえません。どうやら川シリーズは3部作らしいので、最後の道頓堀川も読んでみようと思います。」

  • 「川」を中心とした短編を二編収録。主人公の感情がすごくリアリティがあって、読んでいて感情移入できました。
    どちらもラストになんともいえない不思議な感覚を残してくれます。いい作品です。

  • こういう日本語好きです

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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