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- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041480359
作品紹介・あらすじ
二十年も専業主婦だった妻靖子が、突然、仕事をしたいと言い出した。しかも就職先は京都・山科のデザインルーム。「私、波風を立てたいの、この家に」そう言い残して、妻は軽やかに単身赴任をした。残された夫の信之、娘の友紀、高校生の息子・徹也は混乱し、やがて初めてお互いに向き合い始めるが-。空気のようだった家庭に生じた大きな波紋が四人の家族を急速に変化させていく。東京と京都を行き交いつつ、危うくも力強い家族の絆を育んでいく感動作。
感想・レビュー・書評
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母親が家にいて家族を守っていることが家族は気が付かないけれど、それを失ってみていかに母親が家族の生活に安心と安定を与えているかを感じた。靖子が思い切って家族から離れて働き始めたことで、それぞれが問題にぶつかり、それと向き合い自分で考えて解決方法を見つけていった。波風が立つことで一つずつ大人の階段を上って行けたのだと思う。家族というコミュニティを保ちながらそれぞれの納得いく人生を探していくことの素晴らしさを感じた。
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んー?んー。イマイチ。
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