悪魔のような女 懐かしの名画ミステリー 第2集 (角川文庫 あ 6-8)

著者 :
  • KADOKAWA
3.22
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本棚登録 : 91
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497081

作品紹介・あらすじ

金森咲代は私学を経営する女傑、夫進二は常に付属品扱い。ついに圧政に耐えきれず、妻の愛人と共謀して殺害……。抜群のセンスと目もくらむドンデン返しで魅了する新感覚ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • こちらに収録されている『暴力教室』は衝撃でした。十分今でも通用する内容。名門校でのイジメ自殺が発端に物語が始まるが、短編に凝縮された校内事情には眼を見張る。事勿れ主義もここまでくると苦笑のみ 。むしろマニュアルのように動く教職員は何のために教師になったのだろう。最後、主人公の洋子先生の行動はセンセーショナル!最初に読んだのは高校生くらいだったので、ラストはかなり衝撃的だった。それから忘れた頃何度となく読み返している。答えはわかっていても、やっぱりお見事!とと思う気持ちに偽りなし。

  • 短編集。手放し本。

  • やっぱり女々しさが目に付きますが
    作品としては「暴力教室」以外は
    さほど気になりませんでした。

    ちなみにこの作品は
    どこまでも救いようのない作品。
    でもよく読むとミステリーながらも
    今のご時勢を的確に予見していたようにしか
    思えない作品です。

    ほかの作品で秀逸なのはやはり
    表題作でしょう。
    タイトルが大きなヒントになっています。
    まさにそのとおりのことになる、
    ということなのです。
    夜眠れなくなるかも…

  • 一見、良心の塊のような先生が担任の生徒の自殺ではじまる。

    自殺の裏には何かが隠れている。

    悪魔のような女が現れるのはいつなのだろう。

    はらはらどきどきしながら読み進む。

  • 金森咲代は私学を経営する女傑、夫進二は常に付属品扱い。ついに圧政に耐えきれず、妻の愛人と共謀して殺害・・・。抜群のセンスと目もくらむドンデン返しで魅了する新感覚ミステリー。
    1)暴力教室
    2)召使
    3)野菊の如き君なりき
    4)悪魔のような女

  • 悪魔のような女は、私だと言ったのは誰だ?!

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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