日本細末端真実紀行 (角川文庫 緑 510-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 284
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510049

作品紹介・あらすじ

中央線国分寺駅から極北のシベリア、南米先端のパタゴニア-小さな散歩から大きな冒険まで、世にシーナさんほど「旅」と共に生きる作家はいないであろう。本書では、誰でも行けて誰でも興味がありそうな、観光のメッカといえる要所に、忽然と登場!"ウッソー"を連発する女の子が群がる渋谷スペイン通りを嘆き、瀬戸内海の離れ島では「自然」にいだかれてヒルネを楽しみ、札幌のキャバレーでは人生の一抹の「空しさ」を知る。眩しいシーナ光線を全国津々浦々に照射する、心さわがす痛快エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 正直、あまり感激がない。椎名誠の本は初めて読んだが、旅行記の類で、作者の少し捻くれた主観が書かれているにすぎない。
    ただ、描写は凄い。心の葛藤や感激よりも風景描写で点稼ぎをしているようだ。あちこち仕事だが行けるのが羨ましい。奥さんも偶には連れて行ってあげれば良いのに。との気持ちが沸いた。自分がそうだからかもしれない。

  • 「椎名誠」の『日本細末端真実紀行』を読みました。
    「椎名誠」の旅行記は2ヶ月程前に読んだ『でか足国探検記』以来です。

    -----story-------------
    中央線国分寺駅から極北のシベリア、南米先端のパタゴニア―小さな散歩から大きな冒険まで、世に「シーナさん」ほど「旅」と共に生きる作家はいないであろう。
    本書では、誰でも行けて誰でも興味がありそうな、観光のメッカといえる要所に、忽然と登場!
    “ウッソー”を連発する女の子が群がる渋谷スペイン通りを嘆き、瀬戸内海の離れ島では「自然」にいだかれてヒルネを楽しみ、札幌のキャバレーでは人生の一抹の「空しさ」を知る。
    眩しいシーナ光線を全国津々浦々に照射する、心さわがす痛快エッセイ。
    -----------------------

    今回の「シーナさん」は、パタゴニアやモンゴル、インド等の特別な場所には行ってません。

    国内の誰でも行こうと思えば行ける場所で、訪れた土地の空気や雰囲気を「シーナさん」が感じるままに表現してある作品です。

    1980年代の文化や風俗がリアルに描かれていて、懐かしさを感じながら、そして当時のことを思い出しながら愉しく読めました。

    ガイドブックと違い、その土地の良い面だけでなく、「シーナさん」の目に映るウスラバカな景観やハズカシイ街並みについての辛辣な意見も素直に表現してあります。

    当時の若者が好んで訪れた神戸、倉敷、渋谷スペイン通りについては酷評でしたが、ウンウンと頷ける部分も多かったなぁ。

    旅に出たくなる一冊ですね。

  • リリース:あぜやん

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    中央線国分寺駅から極北のシベリア、南米先端のパタゴニア―小さな散歩から大きな冒険まで、世にシーナさんほど「旅」と共に生きる作家はいないであろう。本書では、誰でも行けて誰でも興味がありそうな、観光のメッカといえる要所に、忽然と登場!“ウッソー”を連発する女の子が群がる渋谷スペイン通りを嘆き、瀬戸内海の離れ島では「自然」にいだかれてヒルネを楽しみ、札幌のキャバレーでは人生の一抹の「空しさ」を知る。眩しいシーナ光線を全国津々浦々に照射する、心さわがす痛快エッセイ。

    古い!!さすがに久々読んだけれどもネタが古くていいですね。なにしろ竹の子族が出てきますからね。こればかりは評価というよりも個人的な楽しみですね。たまに読みたくなります、その内手に入らなくなりそうなので手に入れておくことにしました。

  • 大槻ケンヂのエッセイで紹介されていたので読んでみた。

  • 1997年2月17日読了。

  • しみじみ。

  • 我が家にある唯一のシイナさんの本です。
    以前に図書館のリサイクルでいただきました。
    まだ、ぜんぶは読んではいないのです(ほんとはね)

  •  日本あちこちの観光地にシーナ的辛口攻撃だ!

     シーナさんの作品はいい意味で気楽に読めて時々読みたくなります。一番すきなのは、外で馬鹿騒ぎしている話だけど、今回の旅行ものもいいです。日本のあちこちで、飲んだり食べたり。うまそうです。そんなにお酒が強いわけではない私ですが、「鬼平」「陰陽師」と並んでお酒が欲しくなる作家です。

  • なにか解説すべき事など何かあるだろうか? 椎名誠のエッセイだ、と、いって分からなければもう仕方がない。

    ビールでも片手に 読めばいい。読みながら旅への欲求に打ち震えればいい。そのためだけに彼のエッセイがある。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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