原子力船むつ消失事件 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527061

作品紹介・あらすじ

原子力船「むつ」は佐世保での修理を終え、新母港の下北半島関根浜へ向かって順調な航海をしていた。だが、新潟沖で突然消息を絶った……日本海からアラブ海へ展開する、壮大なサスペンス推理。

感想・レビュー・書評

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  • 社会派の作家になりたい西村らしい作品。
    政府や原子力関連機関の対応の揺れをうまく書いている。

    一部の殺人事件や疑惑などをさらりとかいて,
    戦争の回避の筋書きをうまく入れ込んでいる。

    愛憎や人間関係の踏み込みがいまいちという評価もあるが,
    それも含めて西村らしいと言えないだろうか。

    社会派シリーズとして,どんどん続編がでることを期待する。
    西村ほどの最多販売著者(ベストセラー作家)なら,
    読者のために書くだけでなく,自分のために書く小説もあっていいと思う。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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