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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041540541
感想・レビュー・書評
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巻頭にベルナール・イノーとジャック・レモンをめぐるツール・ド・フランスの話し、巻末に不敵に笑う荒木大輔の話しを置き、あいだにAからZまでのキーワードをちりばめたエッセイが置かれる。カーブについて、曲がったことは楽しい、としめくくられる一編。ロアルド・ダールの「南から来た男」、小指一本とキャデラックをめぐる賭けはどちらに転がったのか。もし日本に来ずにアメリカで野球をつづけていたら?というスポーツ・イラストレイテッドの記者に、「せいぜいのところ、スポーツ・イラストレイテッドのライターぐらいにしかなれなかったろうね」と切り返すケン・モッカの皮肉とユーモアのセンス。ヘミングウェイの勝者は何もとらない、というタイトルは、由来がはっきりとわかる一編が収められているわけではない、それは読者がそれぞれ考えればいいことなのかもしれない、ということ。/「勝者は同情してはいけない。堂々と、おれが勝ったのだと叫ばなければいけない。それが最もジェントルな勝者のマナーなのではないだろうか」/といったあたりが目にとまったところ。
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野球メインの短編集。
時代はちょっと古いですが(長島とか金田とかその年代)、
僕達にとっては、伝説しか知らない名選手たちの
いろんなエピソードがわかってとても楽しめます。
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追い詰められた日本シリーズのマウンド上で、
何かをつぶやいていたベテラン投手(足立光宏)の
話が一番好きでした。
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