ホテル・ストーリー (角川文庫 も 5-13)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041552131

作品紹介・あらすじ

アメリカ人の金持の老夫婦、アラブの石油成金、往年の大女優、裏切りや詭計を胸に秘めた美しいジゴロ。ある種の気取りや品格が醸しだす、スノッブな空気。サヴォイ、オリエンタル、ペニンシュラ、ラッフルズ、-世界の一流ホテルを舞台に繰り広げられる男と女の物語。

感想・レビュー・書評

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  • トークショーで紹介されて読んでみた、昔の香りがする恋愛短編小説集。
    各国のホテルの描写が素敵だった。
    この小説に出てきたあのホテルに実際に行って、そこであの料理を頼みたい、みたいな衝動にかられるのもなんとなく分かる。

    個人的に好きだったのは、夫も愛人?も裏切って、女友達と過ごす東京ステーションホテルの話。
    あんまり幸せな話は多くはないけど、煌びやかなホテルと、少しダークな面を含んだストーリーのコントラストがちょうどいいのかもしれない。

  • この本は大人になって、そこそこの人生経験をつまねば
    真意を理解することは難しいかと思います。
    そう、大人の男女が交錯するのです。

    ホテルで起こる出会い、別れ。
    中にはハッピーエンドもありますが
    ほとんどはあまり満足のいくものではないです。

    中でも秀逸なのは貢ぐ女を書いたところでしょうか。
    所有物にしたいという女の心。
    しかしそれはあくまでも男のたくらみ。
    ひとつのお話はふっきれますが
    もうひとつは引っかかった相手が相手なので
    後味は悪いです。

    苦手な人は読まないほうがいいですよ。

  • 私とは全く違うライフスタイルをおくってらっしゃった 森瑤子さん。憧れの気持ちで ほとんどの本を読みました。

  • アメリカ人の金持の老夫婦、アラブの石油成金、往年の大女優、裏切りや詭計を胸に秘めた美しいジゴロ。サヴォイ、オリエンタル、ペニンシュラ、ラッフルズ…世界の一流ホテルを舞台に繰り広げられる男と女の物語。

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著者プロフィール

森 瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市出身。本名、伊藤雅代。東京藝術大学器楽科入学。広告代理店、コピーライターを経て専業主婦に。1978年、池田満寿夫『エーゲ海に捧ぐ』に刺激されて『情事』を執筆し、第2回すばる文学賞を受賞しデビュー。直木賞、芥川賞の候補に度々ノミネートされるが、1993年に胃がんで逝去。
代表作に『情事』、テレビドラマ化された『デザートはあなた』など。

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