トパーズ (角川文庫)

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著者 : 村上龍
  • 角川書店 (1991年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041586037

トパーズ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 村上龍は女の気持ちをどれだけ知っているだろう。

  • 出てくる高層ホテルはパークハイアットかな?

    何人かのSMのコールガールの話。

    回りになかなかいない、もしくは内緒にしてる?
    ので、知らない話が読めて良かった!

    どうやって取材していったのかが気になる。

  • 変態プレイを生業とするコールガールたちを描いたこの手の風俗小説は
    バブル時代の日本において
    唯一成立しえたプロレタリア文学のありようと言えるだろう
    人間としてのプライドを「プレイ」の中に放棄し
    そうやってカネを稼ぐ彼女らの存在は
    むしろ男たちのルサンチマンを刺激する
    そのように粗末に扱えるほどのプライドを、彼女たちは
    まだ持っているのだと
    少なくとも、男たちにはそう見えてしまうんだ
    好景気に依存してはしゃぎまわるうちに
    いつのまにか、自分の本当の望みも見失ってしまった
    そんな彼らにとって娼婦というものは
    愛と憎しみ、嫉妬と羨望、甘えと逆恨み、発達と退行
    あるいは、恐怖と快楽…などといったような
    逆説にみちみちた自己の投影でもあったわけだ
    それは、乳飲み子だったころ、母親との濃密な関係性において実現した
    全能性へのノスタルジーとも言えるだろう

    これらの作品から「五分後の世界」へとつながっていくことは
    今にして思えば、自然な物語だった

  • 大人の世界は甘美だなぁ。と高校時代に読んだ本です。
    今、大人なんだけどなぁ???うーん

  • 風俗嬢としてお客に呼び出される女の子たちを描いた短編集。
    次から次にもれなく頭のネジぶっとんでるような病み切った女の子たちが出てきて、だけどみんなぶっとんでるなりに一生懸命切実にその瞬間を生きていて苦しくなった。
    メンヘラ、とひとくくりにしてしまえばそれまでなんだけど。
    愛に飢えていて、とにかく誰かに愛されたい子たち。愛されるにはどうすれば良いのか分からない子たち。
    彼女らは、決して男の身体や綺麗な服やおいしい食事や光り輝くトパーズなんかではない、そんなものではない何かを多分必死に捜している。

    村上龍小説の女の子特有の、句読点なく息もつかせずのめり込んで読まされるあの語り口が大好き。
    私の話をきいて!私の話をきいて!あれもこれもきいて!という決壊したダムのようにしゃべりまくった後、最後の最後で本当にふいにぽつんとつぶやかれる本音のようなもの。
    その、どこにも行けずに途方もなくさまよう、持て余してしまった本音からただよう寂しさが、私にはたまらない。

  • 私は風俗で働く学生である。
    デリヘルも増え、今時風俗で働いたりそれ以外でもパパ活とは名ばかりの援交に手を染める女性は多いと思う。
    読んでいて心地よい壊れた世界観、風俗客に触れられただけで普通の幸福からの孤立やあったはずの幸福が壊れる瞬間をたくさん垣間見れます。
    それなのに、女は傷を負い歪んだ体のままどうしようもなくおまんこ濡らして犯される。
    SとかMとか、ウンザリしました。
    なんでもビジネスになる時代。その影にいつも風俗産業。
    気が狂わないように、鏡を見ても自分が誰か何か分からなくならないように
    目的を持って働かないと、判断力鈍くなってロクな死に方しないと感じました。

  • 現在よりずっと不便で貧富の差が明確でどこか酔っ払っていたような時代。
    赤坂の高層ホテルの一室
    SとMの曖昧な接合部
    何かの証のようにトパーズを欲しがった女。

    ここで描かれる高級クラブのSMは肉体的にも繋がらないし、連動したり急に遮断したり、ピリピリしたものを感じて安らぎから最も遠い。
    でも純粋な愛情があるように純粋な性欲もあって
    純粋さが一番素晴らしいものだとは言わないけども稀少なもので
    この背徳の距離が欲しくて大金を払って買う人がいる。

    写真で見てみたトパーズの指輪はどれも大きな石がゴージャスで、どこか柔らかいような不思議な色をしていた。

  •  えーっと、ごめん。
     何でこの作者がこの本、書いたのか、俺には理解できん……orz

     えーっとね。基本、風俗に勤める女の人の話なんですよ。
     でね。まぁ、そこまでだったらいいんですけど……。
     それがさぁ……普通に……。
     えすえむ、らしいです。

     ちょっと待って、それってどうなの? と思わずにいられない……(爆)

     だって、普通にエロいよ……(死)
     電車の中では読めない程度に……。

     男の人が女の人のこういうこと、エロじゃなくて、書くのってどうなんだろう……。
     どんな気持ちなんだろう……?
     と、頭を抱えてしまいたくなる。

     もう、二度と読まないと思う(苦笑)

  • パンチを効かせに効かせた村上龍ワールド。
    やっぱり文体の癖が強くって、でもそれが村上龍らしくって、主人公たちのぼんやりと見える正気ではない感じ。私は好きです。

  • 文の構成などを見ながらこれは狙いなのかと感じるんですが・・・う~ん、イラッとするなぁ。この作品。
    二十数年ぶりに引っ越しの片付けの最中に発見!!当時かなり話題であったのですがどうしても合わずに挫折したもののひとつです。今回読了するもやっぱだめでした。

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トパーズ (角川文庫)の作品紹介

風俗嬢…。高層ホテルの窓ガラスに裸の胸を押しつけ、トパーズの指輪を見つめ、大理石のロビーを彼女たちは行く。そして、都市の光景を、サディズムとマゾヒズムの接点を行き交いながら感じる。この瞬間にも東京と混じり、そして疾走する女たちを村上龍はとらえた。衝撃の大ベストセラー、ついに文庫化。

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