“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫 226-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041595114

感想・レビュー・書評

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  • 1巻よりライトノベルすなわちキャラクタ小説として楽しい 
    ういういしい感じが独特の魅力
    ミステリ部分の思わせぶりをもう少しおとなしめにして欲しい

  • 相変わらず本名が明かされない菜々子さん(仮名)の高校生編。人を操ることが大好きな彼女(黒幕=小悪魔)の企みを、操られる側の後輩宮本くん(被害者兼探偵)が解いていく。ネタはコピー機、チェス、傘、ゴミ出しと日常ながら、(1)誰が(2)なぜ(3)どうやっての三大要素はあまり問題にならず、(4)何が起こったかが謎という、ミステリとしてはニッチな趣向。なので、途中の描写が意図的に一部伏せられてるストレスはあるけど、最後に謎と答が同時にやってくる感覚といい、短編集のようで全体は連作の凝った構成といい、米澤穂信の究極系という感じ。前作小中学校編の流れも、ちゃんと汲んでるし、一応合格点ね。やるじゃん。(常に上から目線の菜々子さん風)

  • 菜々子さんかわええw
    まあ、俺じゃ手玉にとられて終わりそうですがww

    今回も推理できる部分は少なくミステリとは言えませんが、1巻より面白かったですw
    原因はやっぱり語り部ですw
    今回の主人公は、ちゃんとツッコミの出来る子で、全体の雰囲気も明るくイイカンジでした。

    前回の弱点がしっかり修正されてるあたりが素晴らしいですね。
    次巻が待ち遠しいですw

  • 1巻は普通かなーということで、2巻は読まなくてもいいかと思っていたんだけど。薦められて読んでみたら、すごい面白くなっていた。
    菜々子さんは黒可愛いさアップで、青春ミステリ度もアップ!

  • 一巻に負けず劣らず文章が艶やか。

著者プロフィール

第13回学園小説大賞にて「なしのすべて」で優秀賞を受賞。2010年『“菜々子さん”の戯曲』でデビュー。同作は「このライトノベルがすごい! 2012年」で53位にランクインするなど、注目を集める。他の著作に、『演奏しない軽音部と4枚のCD』『お口直しには、甘い謎を』『針町あかねは壁がある カメラ小僧と暗室探偵』『のど自慢殺人事件』『僕と彼女の嘘つきなアルバム』などがある。

「2020年 『さよならが言えるその日まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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