“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫 226-2)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041595114
感想・レビュー・書評
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1巻よりライトノベルすなわちキャラクタ小説として楽しい
ういういしい感じが独特の魅力
ミステリ部分の思わせぶりをもう少しおとなしめにして欲しい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず本名が明かされない菜々子さん(仮名)の高校生編。人を操ることが大好きな彼女(黒幕=小悪魔)の企みを、操られる側の後輩宮本くん(被害者兼探偵)が解いていく。ネタはコピー機、チェス、傘、ゴミ出しと日常ながら、(1)誰が(2)なぜ(3)どうやっての三大要素はあまり問題にならず、(4)何が起こったかが謎という、ミステリとしてはニッチな趣向。なので、途中の描写が意図的に一部伏せられてるストレスはあるけど、最後に謎と答が同時にやってくる感覚といい、短編集のようで全体は連作の凝った構成といい、米澤穂信の究極系という感じ。前作小中学校編の流れも、ちゃんと汲んでるし、一応合格点ね。やるじゃん。(常に上から目線の菜々子さん風)
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菜々子さんかわええw
まあ、俺じゃ手玉にとられて終わりそうですがww
今回も推理できる部分は少なくミステリとは言えませんが、1巻より面白かったですw
原因はやっぱり語り部ですw
今回の主人公は、ちゃんとツッコミの出来る子で、全体の雰囲気も明るくイイカンジでした。
前回の弱点がしっかり修正されてるあたりが素晴らしいですね。
次巻が待ち遠しいですw -
1巻は普通かなーということで、2巻は読まなくてもいいかと思っていたんだけど。薦められて読んでみたら、すごい面白くなっていた。
菜々子さんは黒可愛いさアップで、青春ミステリ度もアップ! -
一巻に負けず劣らず文章が艶やか。