実在の人物である高見沢俊彦氏が主人公。
バンドメンバーとマネージャーと社長だけ実名で出てきてて
あとの登場人物は実際にはこの人かな、と想像しながら読んでました(笑)。
最初に読んだのはホントに発表された当時で
まぁ自分も若かったので(苦笑)
「高見沢さんはこんなひどい人じゃない!!」とかプリプリしながら読みましたが(笑)
今こうして読み返してみると枠組みだけは高見沢さんだけど
中身は割と創作上の人だという気がしてます。
つーか、読んだ当時ほどこの高見沢俊彦という男はひどい男とは思えなかった。
音楽の嗜好とか主義主張とかはむしろ作者の山川さんに近いんだろうなと。
必ずしもハッピーエンドとは言い切れない終わり方だけど
逆にそこがいいのかも。
なんでだかたまに音読したくなる本です。
恥ずかしいからやらないけど(爆)。