隠岐伝説殺人事件(下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607176

作品紹介・あらすじ

後鳥羽上皇遺跡発掘のルポのため、隠岐中之島を訪れた浅見光彦は地元老人と調査隊の教授が次々と怪死を遂げるのに遭遇する。源氏物語絵巻の行方と、後鳥羽上皇の伝説の謎に浅見光彦が挑む本格長編ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • ルポライターの浅見光彦は、長野・佐田教授らと共に後鳥羽上皇遺跡調査のため、隠岐中ノ島に来ていた。だがそこで、“血の字の崇り”があると話をしていた小野老人が溺死体となって発見された。その上、佐田も謎の怪死を遂げた―。時価数十億といわれる源氏絵巻は何処に。貴恵が五反田の邸で会った老執事と小野老人との関係は。事件は40数年前に遡り、そこに隠されていた意外な真相とは?後鳥羽上皇の怨念か、はたまた人々の欲望の所産なのか。さしもの怪事件も浅見の名推理によって、解決の糸口がみえ始めるが…。浅見光彦ミステリー完結編。

  • やっぱり長篇でもしっかりとしていて読み応えがあるなぁ…という一作。
    隠岐の財宝をめぐるお話でした。

  • 上巻からの続き。
    笑いながら死んでいくということ。
    戸籍のない人。
    戦争の爪あとが残した哀しい出来事に、人の欲が絡まって起こった殺人事件。
    面白くで上下巻一気に読みました。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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